40代OLのYさまから、嬉しいメールをいただきました!
もともとのご相談は、
「足の小指の痛みが強い。つま先がきつい。
パンプスを履くと、爪が刺さる。ビールで足が痛くなる。
足まわりが重くて、辛いので、何かよいケアをお願いしたい。」
というもの。
おそらく内反小趾になっているでしょう。
かしこまりました!お足の状態からチェックして参りましょう。
フットカウンセリングでわかった現状
足もとを拝見すると、目視でわかるほどの細足。
AA~AAA、というところじゃないでしょうか。
さらに、内反小趾傾向、外反母趾傾向、XO脚。
小指側に体重がかかり過ぎて、常に体が開いている状態になっています。
重心が外へ流れてしまう立ち方をされています。
「そういえば、立っているだけでも辛い。重心位置がわからない」
お話する中で、思い出されたようです。
寝指、内反小趾が強くあり、小指の爪は真横を向いてしまっています。
爪が刺さる、というのもわかります。
薬指もハンマートゥで、指の上はタコでビッシリ。
靴にその原因の一端が見えました。
小指の靴の中は、血のりがべったりの状態。
これは、、、痛いです。
案の定、歩くたびに、小指を靴に押し付ける歩き方をしています。
さらに爪が足の肉に刺さって、血が出るほどになるのです。
靴の中での足の前すべり、外に重心がぶれる横揺れ歩き。
主にこの2つが足トラブルを引き起こしていました。
体が、正しい重心位置を忘れてしまっていると感じました。
小指の痛み・内反小趾の原因と足・靴・歩き方の対策
まず、姿勢作りから行いました。
足にテーピングを巻いて、壁を使い、正しい姿勢、美しい姿勢を体感していただきます。
「骨盤が立ってる気がします。自然な感じです。
肩まわりも楽な感じがします。
重心が内側に来たのがわかります。
内もも、使ってます~、なんだか痩せそう!(笑)」
感覚が鋭くて、ありがたいです。
体感どおり、頭の位置が下がり、倒れていた首がまっすぐになりました。
関節が柔らかい方なのだと思います。
テーピングだけで、正しい重心位置に改善されています。
立ち方がまったく変わりました。
姿勢づくりのあとは、ウォーキングレッスン。
ハイヒールウォーキングではない、足指とふくらはぎを使うウォーキングです。
日常歩行に必要な、基本の歩き方です。
次はお楽しみの、パンプスのオーダーメイドです。
試着の段階では、
「きつい!苦しい!痛い」
と、大騒ぎでしたが、徐々に慣れていただきました^^;
感覚を育てることも、足に合う靴を見つけるために必要な工程なのです。
慣れるまでの時間が必要ということ。
アンド・ステディでは、その時間をご一緒させていただきます。
その後も、正しい歩き方を体感いただきつつ、徐々に足に靴を馴らしていきます。
いきなり!では、体も、足も、びっくりしてしまいます。
時間をかけて試し歩きすることで、本当の自分のサイズがわかっていきます。
これまで履いてきた靴は、緩すぎる靴である、ことがとても多いものです。?
Yさまは、パンプスマストの職場。
コンビにストラップ付きのパンプスをチョイスされました。
お客さまのご感想
1ヶ月後のフィッティング当日、靴を見て、
「可愛い!!
でもこんなに細い靴が入るんですか?
外反母趾用のもっと不格好な靴をイメージしていました。」
パンプスに履き替え、さっそく歩いていただきます。
「足が軽い!足が前だけに進みます!ぐらつかない!
そして、足指を使うっていう感覚が、よーくわかります。
ちょっと苦しいけど、もう最初の違和感はありません。」
実は靴自体は重いのですが、足に合うと「軽く」感じます。
そして、足を締めること、横アーチを矯正することに、体も頭も慣れたご様子。
ここからはもう早いですね^^
そんなYさまから、2週間ほどしてメールをいただきました。
?「おしゃれなのに、安定感があって、小指がパンプスを履いているのに楽です。
パンプスを履いてから、小指のタコが薄く、柔らかくなってきた気がします。
歩き方は、意識せずとも歩けている、ような気がします。
まだ全然自信はありません・・・
でもたぶん、これまで履いてきた靴はもう履けません。」
アンド・ステディからのアドバイス
ご自身から「これまでの靴はもう履けません」と言っていただける事は、理想です。
なぜなら、今後もう、足に合わない靴を選ぶことがなくなるからです。
アンド・ステディのフットカウンセリングは、ここがゴール。
結果、お金も時間も節約、となります。
Yさまは、外反母趾と内反小趾の状態でした。
特に小指、体の外側にかかりすぎる圧の分散が課題でした。
足のサイズ、ワイズに合わせたオーダーメイドパンプス。
その足裏の悪いバランスを整えるための、オーダーメイドインソール。
靴とインソールの合わせ技で、重心を正しい位置に戻し、重心の軌道も矯正させました。
その結果、小指のタコの原因が解消され、改善されてきたのです。
しっかり歩いてくださったので、ご本人の努力も大切な要素と思います。
でも、内反小趾用のパンプスを特別にお仕立てしたわけではありません。
むしろ当店では、●●用の靴っていらないのでは?というスタンスでいます。
すこーしだけ手を加えてあげるだけで充分かな、と。
正しい状態に導くことが大切だと考えています。
靴とインソールで重心位置を正しくバランスさせ、ウォーキングレッスンで重心を正しく運んであげただけで、体はきちんと改善に向かうものなのです。
それが、人間の持つ自然治癒力の力です。
ご満足いただけて、本当によかったです。
足にピッタリの靴で、どんどん歩いてくださいね^^
アンド・ステディでは、様々な足トラブルに対応して、正しい体の状態に導く靴をお仕立てしています。