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寝指が原因で起きる不調について解説します

寝指が原因で起きる不調について解説します

こんにちは!
アンド・ステディです。

さて、今回は何度目かの、寝指についての記事をお届けします。

寝指というものは、本当に知られていない、隠れた足のトラブル。
気付かれにくく、不調だとも感じにくいものなのです。

ですが、その些細なトラブルが、体の不調の原因になることも多いのです。

今回は、その寝指が引き起こす、身体の不調などについて解説します。
自分の体に思い当たることがあれば、注意するべきかもしれませんね。

皆さんは【寝指】という言葉を聞いたことがありますか?

寝指とは【足指の筋力不足により、横向きに足指が倒れている状態】とされています。

簡単に言うと、指が真横に寝込んでいたり、くの字に曲がってしまっている状態。

特に足の小指に多い症状であり、酷い人だと薬指まで寝指になっていることもあります。
実はこの寝指、日本人の多くが知らず知らずのうちに発症してしまっています。

そこで本記事では寝指の基本的な症状から、寝指が悪化することで起きる深刻な症状まで紹介していきます。

寝指かも?と感じた方は、ぜひ最後までご覧ください。

寝指の一般的な症状

寝指の一般的な症状として、以下のことが挙げられます。

・O脚
・内反小趾
・変形性膝関節症
・下半身太り
・猫背
・肩こり
・腰痛
・股関節痛

特に、足の形が目に見えて変形する深刻な症状は
【O脚】、【内反小趾】、【変形性膝関節症】。

長らく寝指を放置してしまうと、知らずにこれらの症状を発症している可能性があります。

酷くなれば、病院で手術などの本格的な治療をしないといけないもの。
そのため、早期発見できるかが重要です。

これらの症状について、以下の3つのポイントを解説していきます。

・セルフチェック方法
・具体的な症状
・悪化した場合のアプローチ

自分が当てはまっていないかチェックしてみてくださいね。

寝指の悪化による症状1 O脚

O脚とは

両膝が外側に彎曲し、左右の内くるぶしをそろえても左右の膝の内側がくっつかない状態のこと。

足を揃えて立った時のシルエットがまさしくOの形なので、分かりやすい症状ですね。

セルフチェック方法

O脚のセルフチェック方法は比較的簡単です。

足首を揃えて真っすぐ立った時、膝がくっつかないようであればO脚といえます。

O脚の症状

O脚になると、以下のような症状があるとされています。
 
・足の外側の筋肉が張りやすくなる
・腰痛を患いやすくなる
・体のめぐりが低下してむくみやすくなる
・体が疲れやすい
 
O脚とは、下半身の筋肉に大きな負担をかける状態です。
そのためこれらの症状は、血流の流れが悪くなったり骨格が歪みやすくなることで起こりやすくなります。

セルフチェックでO脚、さらにこれらの症状にも当てはまっていませんか?
その場合はかなりO脚が悪化しているか、体に負担がかかっていると考えて良いでしょう。

O脚に対するアプローチ

できることならO脚は、早めに対処するのが良いと言われています。

筋力トレーニングやストレッチ、正しい姿勢を意識することである程度改善が見込めます。
しかし、症状が悪化している場合には整形外科などで手術が必要になることもあります。

寝指の悪化による症状2  内反小趾

内反小趾とは

内反小趾とは、足の小指の変形のことを指します。

よく聞く症状には外反母趾がありますが、それは親指の変形を指す症状のこと。
内反小趾はその小指バージョンだと考えてもらえれば良いでしょう。

痛みを伴いやすい外反母趾と異なり、内反小趾は激痛を伴いにくいもの。
症状を知らずに放置してしまっている方も多いと言います。

セルフチェック方法

以下の項目に多く当てはまると、内反小趾の可能性が高いです。
 
・小指が親指の方に曲がっている
・小指の付け根が外側に出っぱっている
・小指の付け根が痛い
・小指の付け根が腫れて赤くなっている
・小指の付け根が靴に当たって痛い
・小指の爪が第4指に食い込んで痛い
・小指の外側に魚の目やたこができる
・足が平べったくなり先の方が広がっている

内反小趾の症状

内反小趾になると、小指の付け根が出っ張るようになります。
そしてその部分に炎症が起きたり、靴擦れで痛みを感じるようになります。

内反小趾の初期の段階では、この出っ張りがなく足に違和感がある場合が多いですね。

また、内反小趾になると寝指と同様に体のバランスが崩れやすくなると考えられています。
そのため、下半身太り、猫背、肩こり、腰痛、股関節痛などなど。
様々な症状が現れることがあります。

内反小趾に対するアプローチ

痛みが少ない初期の段階では、病院から以下のような対処を勧められることがあります。
 
・腫れを抑え、症状を和らげる抗炎症薬
・摩擦を防ぐために足の側面にパッドを貼る
・1日に数回ふくらはぎをストレッチして硬くなった筋肉をほぐす
 
それでも症状が改善しない場合や、内反小趾がかなり悪化していれば、最悪手術という可能性も。

内反小趾によって拡大した骨を切ったり、ずれた足の筋肉、靱帯、腱の再調整。
場合によっては、小指の機能を諦めなくてはならないこともあります。

寝指の悪化による症状3 変形性膝関節症

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨が少しずつすり減りってしまう状態のこと。
歩行時に膝の痛みが出現する病気です。

軟骨がすり減ったぶん、膝関節の骨と骨のすき間が狭くなり、内側の骨があらわになり、骨が変形したりします。
また、【膝に水がたまった】状態になることもある症状です。

セルフチェック方法

以下の項目に多く当てはまると、変形性膝関節症の可能性があります。
 
・立ち上がる、歩く、階段をのぼると関節痛があり、安静にすると痛みが和らぐ
・関節が動かしにくい
・関節が腫れている
・関節を動かすときに引っかかる感じ
・関節に水が溜まっている
・関節の曲げ伸ばし時に音がする
・正座やバスの乗り降りで膝が痛い
・痛みは安静にしていても生じる

変形性膝関節症の症状

変形性膝関節症の症状としては、特に膝の痛みと水がたまることが挙げられます。

初期の段階だと、立ち上がったり歩きはじめる動作で痛みを感じます。
そして症状が進行してくると正座や階段の昇降が困難となることも。

安静時にも痛みがとれない。
変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になる。
そういった症状がでてきます。

変形性膝関節症に対するアプローチ

症状が軽いなら、筋力トレーニングなどの運動療法、内服薬や注射といった薬物療法。
そういったもので対処することになります。

しかし、これらの治療を2~3ヵ月続けても効果がなければ、手術療法をすることも。

【関節鏡視下手術】、【高位脛骨骨切り術】、【人工膝関節置換術】
などが選択されることが多いです。

寝指にならないためには生活習慣が大切!

寝指になっていても、特に気にせず過ごしている方も多いかもしれません。
しかし、下半身太り、猫背、肩こりなどの軽い症状は寝指が原因の可能性があります。

さらには、深刻なO脚、内反小趾、変形性膝関節症。
そういった症状を発症した場合、最悪手術が必要になることもあります。

そうならないためにも、日ごろから寝指にならないための生活習慣を意識することが大切です。

寝指を予防する生活習慣としては

・自分の足に合った靴を履く
・タイツやストッキングを控える
・姿勢を良くして歩く
・内股やがに股で歩かない
・インソールを活用する
・寝指矯正グッズを活用する
・ストレッチやマッサージをする

などの方法があります。

これらは意識すれば、簡単に日常に取り入れられることばかりです。
自分が寝指になっていると感じる方はぜひ試してみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか。

寝指になると様々な症状が現れてきます。
それを放置しておけば、今回紹介したような深刻な病気につながりかねません。

しかし予防や早期発見ができれば、手術という重篤な事態を避けることができます。

現在寝指になっているという方も、そうでない方も。
ぜひこれらの症状を回避するために生活習慣を見直してみてください。

本記事が皆さんの参考になれば幸いです。

もし、すでに病院での調整や、手術を行っても改善しない場合。

そもそも対症療法ではなく、根本的な治療をすべきかもしれません。

O脚、内反小趾、変形性膝関節症。
そもそも、寝指の原因はなにか、どうすれば改善するのか。

足に合った靴を履くだけで、原因が解消されることもあります。

そのぐらい、体の基礎、足もとは重要なのです。

まずはあなたの足を計測して、正しい靴、姿勢、歩き方を知ることから始めましょう。

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