こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。
20代OLのお客さまが、駆け込みでお越しくださいました。
「小指に血マメができて、歩くたびに痛いんです。骨も痛くなってきた気がします涙」
拝見すると、これは痛いですね~
小指以外にも、いろいろな足トラブルがありそうです。
目次
フットカウンセリングでわかった現状
だいぶ進行した内反小趾です。
小指が薬指の下に潜りこんでしまっています。
もちろん、寝指でもあります。
あなたの小指、寝ていませんか?
もし小指にトラブルがあっても、大丈夫!
改善する手はありますから^^
内反小趾になる原因と対策
足トラブルは、内反小趾だけ。
そんなお足は、見たことがありません。
内反小趾は、必ず他の足トラブルと抱き合わせなのです。
つまり内反小趾は、足トラブルの中でも進行したトラブルということ。
いろいろなトラブルが組み合わさった結果の、ハイブリッドトラブルと言えます。
靴選びの間違いが引き起こした内反小趾
こちらのお客さまも例外ではありません。
内反小趾に加え、開張足、右足だけ偏平足。
当然、浮き指、ハンマートゥで指の上にタコが。
靴に目を向けると、、、22.5cmAなのに、23.5cmを履いています。
しかも、EEの緩い靴。
原因のひとつは間違いなく、靴、でしょう。
幅広パンプスを履き続けた結果、XO脚に
足に対して、緩すぎる靴を履くと起こるのが、ぺたぺた歩き。
靴が脱げないように、脱げないように、膝下だけで歩く歩き方のことです。
靴に歩かされてきたと言っても、過言ではありません。
こちらのお客さまは、さらに輪をかけて強い歩きグセがありました。
内へ、外へ、横揺れするのですが、外に行く力がかなり強い。
全然前に進まないのです。
外側=小指側ということですから、歩くたびに小指が潰れます。
見ていると、外側に飛び出していってしまうんじゃ?!と思うほどの強烈さです。
でも、足の指はまったく使っていません。
浮き指ですからね、使おうと思っても使えないのです。
この歩き方の結果が、XO脚です。
これだけ、外へ、外へ、重心が行こうとするわけです。
それに対して体は、外を、外を鍛えようとします。
バスケのディフェンスを、歩くたびにやっていると想像してください。
体の側面の筋力が隆々と育ってしまう、それがXO脚です。
歩き方を変えない限り、内反小趾は痛み続ける
この対策は、まず、歩き方を変えること、これしかありません。
そのために、横揺れを止めてくれる靴とインソールは必須でしょう。
ただ、、、ご自分の横揺れに気づいていらっしゃいませんでした。
1足目はスニーカーにインソールをいれて、歩行矯正することにしました。
パンプス大好き!なお客さまです。
短期集中1ヶ月間だけ我慢することをお約束いただきました。
お客さまのご感想
さらに、横アーチテーピングケアを施すと、
「なんですか?!この安定感。足指が地面についてる!」
とても驚かれていましたね^^
普段いかにグラグラか、ということですよね。
幅広パンプスを履いて、靴の内側に小指を押し付ける歩き方をしていれば、内反小趾になるのも当然のこと。
どんなに高価な靴を買っても、同じ痛みがでることでしょう。
そして、このままでは、遅かれ早かれ、外反母趾も進んでいくとみます。
外反母趾と内反小趾は、表裏一体ですからね。
小指の関節の方が弱いから、先に症状が出てくるのは自然なことです。
アンド・ステディからのアドバイス
今回は小指の痛みをとる対症療法をさせていただきました。
でも根本的な改善には、やはり歩き方の改善が必要不可欠です。
そのための靴、インソールという考え方です。
テーピングしただけで、あの安定感ですから。
きっと大丈夫だと思います^^
手を打てる今のうちに!
これまでの強烈な歩き方を変えてしまいましょう!
内反小趾がいけないのではありません。
内反小趾にしてしまった、間違った靴選びと歩き方、これがいけません。
結果だけ見ても、仕方がありません。