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寝指を改善するための生活習慣について

足のアーチとは?タイプ別の特徴やセルフチェック方法について解説する靴のオーダーメイドサロンアンド・ステディ

こんにちは!
アンド・ステディです。

さて、今回は何度目かの、寝指についての記事をお届けします。

寝指は、本当に気付かぬうちになってしまっているものなのです。
見た目に大きな変化もなく、痛みや違和感もない。

ですが、その症状は間違いなく、足のトラブルのひとつ。
その些細なトラブルが、体の不調の原因になることもあります。

今回は、その寝指を生活習慣の面から改善方法を解説しています。
ぜひ、自分の足もとを見つめ直す参考にしてくださいね。

皆さんは寝指】という言葉を聞いたことがありますか?

寝指とは【足指の筋力不足により、横向きに足指が倒れている状態】とされています。

簡単に言うと、指が真横に寝込んでいたり、くの字に曲がってしまっている状態です。
特に足の小指に多い症状であり、酷い人だと薬指まで寝指になっていることもあるそうです。

実はこの寝指という症状、日本人の多くが知らず知らずのうちに発症してしまっています。

寝指を発症する原因には、普段履いている靴や靴下、歩き方などの生活習慣も大きく関わっています。
寝指の予防や改善をするには生活習慣の見直しが欠かせません。

そこで本記事では、寝指を予防したり改善するための生活習慣ついて紹介します。
興味がある方はぜひ最後までご覧ください。

寝指になるとどんな症状がでる?

はじめに、寝指になるとどんな症状がでてくるのか見ていきましょう。

寝指の代表的な症状としては、以下の通りです。

・O脚
・変形性膝関節症
・内反小趾
・下半身太り
・猫背
・肩こり
・腰痛
・股関節痛

これらは寝指によって足の指に力が入りにくくなり、踏ん張る能力が低下することで起きやすくなります。

手も小指を使わないとしっかりと力を入れて握ることが難しくなりますよね。
足も同様に、小指が足の力を上手く使えなくなり、全身に影響が出ることがあります。

寝指を改善するための生活習慣

寝指を予防する&改善していくために大切な生活習慣についてご紹介します。

これらの項目に気をつければ、寝指になったり寝指が悪化する可能性を減らすことができますよ。

 

自分の足に合った靴を履く

なんといっても寝指予防や改善に大切なのは【自分の足に合った靴を履く】ということ。

足に合ったサイズを履いているつもりの方でも、油断は出来ません。
ぴったりの靴を履いているつもりでも、実際のサイズより大きい靴や、小さい靴を選んでしまうこともあります。

特に、足の甲が高いタイプや足幅が広いタイプは、実際のサイズよりも大きめの靴を履きがち。
大きすぎる靴だと、足が靴の中で動いてしまい負担をかけることになります。

このように、自己判断のみでは、意外と自分の足にぴったりの靴を選べていないことがあり得るのです。
できれば一度専門店などで足のサイズや形状をしっかりチェックするべきですね。

足袋ソックスなど指に負担のない靴下を履く

きつい靴下や、足先がきゅっとなりすぎている靴下は、実は足指に負担が大きいもの。
寝指の原因となりやすいです。

そのため、寝指予防や改善を目指すなら、指に負担の少ない形状や、厚さの靴下を選ぶ必要があります。

そこでおすすめなのが【足袋(タビ)ソックス】です。

これは、親指と残りの指が分離しているタイプの靴下です。
足に関しては、昔ながらの足袋が一番おすすめです。

本来足の指は、親指と残りの指がそれぞれ別れて稼働するもの、と考えられています。
また足袋ソックスなら、小指に過度な負担がかかりにくく、寝指予防として有効だとされています。

タイツやストッキングを控える

女性であればタイツやストッキングを履く機会が多いですよね。
実はこれらも足指に大きな負担をかける原因となります。

きつめのタイツやストッキングを履くと、足の小指がぎゅっと中心部分に引っ張られるのが分かります。
さらにこの状態でヒールなどを履くと、かなりの負担となるのは容易に想像できます。

仕事などで仕方なく履かなければならないこともありますよね。
そういった場合は、できるだけ緩めのサイズを着用したり、着用時間が短くなるようにしてみましょう。

姿勢を良くして歩く

普段から背筋を伸ばして姿勢よく歩くことも大切です。

寝指の症状に猫背がありますが、猫背でいることで寝指をさらに悪化させる原因になります。
いつもよりも背筋をのばすことを意識して歩くだけでも違いますよ。

内股やがに股で歩かない

内股やがに股というのは、ともに足に負担をかける歩き方です。
自分では気づいていない方もいるかもしれません。

寝指になっている方は、周りの人に自分の歩き方について聞いてみるのも良いでしょう。
なるべく真っすぐに足を出して歩けるよう普段の生活でトレーニングしてみてください。

インソールを活用する

インソールとは、足裏にかかる圧力を分散させたり、歩行時の重心を調整する役割があります。

寝指改善として、足のアーチを改善するタイプのインソールもあります。

例えば、扁平足の方は足のアーチが崩れ、小指が靴に当たり、寝指になりやすいとされています。
そのため、土踏まずを作るような形状のインソールなど、アーチサポート機能を備えたインソールを活用すると良いでしょう。

寝指矯正グッズを活用する

寝指の矯正グッズは、固定型のサポーターやジェルパッドなど、様々な種類のものがあります。

普段から履いて生活できるサポーターもあるので、寝指が気になる方はこれらを着用するのもおすすめです。

ストレッチやマッサージをする

寝指の予防や改善にはストレッチやマッサージが効果的だとされています。

最近だと、医師監修の寝指改善のストレッチやマッサージについて、YouTubeなどにも投稿されていますよね。
それらを参考に毎日のルーティンに取り入れてみるのも良いでしょう。

寝指におすすめのストレッチ

最後に、寝指改善におすすめのストレッチについて、具体的なやり方をご紹介しましょう。

実は、こちらは医療クリニックでおすすめされている方法なのです。
寝指に困っている方はぜひ一度試してみてくださいね。

【1】座って太ももの上に足をのせる
はじめに、床や椅子などに座って太ももの上に片方の足をのせましょう。
 
【2】足指の間に手を入れて優しく握る
続いて、太ももに乗せた方の足を、反対側の手で、指の間に指を入れて握ってください。
この時、ぎゅっと握るのではなく、足指の根元に少しすきまを作る感じで握るのがポイントです。
 
【3】足裏優しく伸ばして5秒キープする
足を握ったら、ゆっくりぐーっと足裏をのばしましょう。
足指はだいたい30度ほど曲がれば十分です。
このとき、握っている方の手首を動かすのではなく、脇を開いていく感じで伸ばします。
注意点として、ねじったり、強い力で足指が90度以上曲がるように伸ばすのは止めましょう。
強く伸ばしてしまうと、筋肉が緊張して逆効果となってしまいます。
 
【4】足の甲側を優しく伸ばして5秒キープ
足裏の次は、足の甲を伸ばしていきます。
この時も握っている方の手首は動かさずに、脇をしめるイメージで伸ばしてください。
ゆっくりと、やさしく、ぐーっと伸ばすのがポイントです。
 
【5】3と4を両足で3分ほど行う
これらのストレッチを両足で約3分ほど行いましょう。

まとめ

いかがでしたか。

寝指を改善するために、日常生活で気を付ける点はたくさんあります。

どれも簡単に試せることばかりですよね。
寝指になっている方や寝指の症状で悩まされている方は、ぜひ本記事を参考に生活習慣を見直してみてください。

それでも改善する様子が見えず、何をやってもうまくいかない。

そんな時は、まずは一度、自分の足の状態ときちんと向き合ってみるのがおすすめです。

足のトラブルはどんなものですか?
体のトラブルはどんなものですか?

あなたの足のサイズはいくつで、いつもどんな靴をメインで履いてますか?

当たり前のことかもしれませんが、改めて見つめ直してみてください。
何が問題で何が原因なのか、一緒に整理して考えてみましょう。

フットカウンセリングで、足の計測と状態を調べ、改善の方法を導き出します。

アンド・ステディ代表小野崎記子

執筆者:小野崎記子

くつ・あし・あるく研究所アンド・ステディ 代表
株式会社オノザキ・有限会社アクスト 代表取締役

大学卒業後、コンサルティング会社に就職。約12年間に渡り、経営コンサルタント、企画のプロジェクトマネジャーとして勤務。

2005年4月、創業70年超の浅草の靴メーカーである当社代表に就任。
2010年、フットカウンセリングサロンをオープン。
足トラブルに悩む女性たちから大きな支持を得て、現在、東京本店、梅田サロン、天神サロンの3直営店を運営中。

ODMメーカーとして着物スニーカーを企画・開発、2020年、海外進出を果たす。

お客さまに加え代理店のカウンセリング・指導、YouTube・Instagram・X等のSNS発信、ワークショップや講演、雑誌や各種媒体の執筆も意欲的に行い、活動の幅を広げ続けている。

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