こんにちは！
アンド・ステディです。
暖かくなったり寒くなったり、着る服に困ってしまいますね。
ちょうど良い服はないかなと、ふらっとお買い物に出かけたある日のこと。
通り過ぎた靴屋さんにこんな看板がありました。
「6Eの幅広スニーカーあります！」
正直、目を疑ってしまいました。
今まで見た中で、一番の幅広スニーカーかもしれません。
「幅広の靴だと足が痛くない、楽だ」と言われているのを見たことがありますか？
実際に幅広の靴を履いたことがある、という方も多いのかもしれませんね。
しかし、あなたの足は本当に幅広なのでしょうか？
今回は、足に良いとされている幅広靴について解説します。
注意しておきたいポイントもぜひ覚えていってくださいね。
幅広の靴なら、外反母趾が出っ張った親指の付け根の関節に当たらないから痛くない！
といった内容の宣伝文句も見たことがあります。
しかし実は、この考え方は間違っている可能性・大！です。
幅広の靴が必ずしも足にとって良いとは限らないのです。
自分の足より大きな靴を履いて、歩くイメージを思い浮かべてみてください。
靴を引きずりながら数歩なら歩けるでしょうが、長時間は歩けないですよね。
無理して歩けば、翌日には足は疲れきってパンパンに・・・。
そうなることは想像に難くないでしょう。
ゆるい靴を履くと、靴と足がフィットせずにグラグラして不安定で、まともに歩けなくなります。
すぐに外反母趾にも当たるようになり、靴ずれもできてしまうかもしれません。
そうなれば、むしろ悪化してしまう可能性の方が高くなるでしょう。
でも足に良い、楽になる、なんて言われていると一度は試してみたくなるものですよね。
しかし、結局足が痛くなってしまう方がほとんどなのです。
このように、快適に歩くことができる靴をほとんどの外反母趾の方が見つけられずにいます。
それは何故かというと、歩きやすい靴を履いた体験がないから。
ほとんどの女性が、多少の痛みは我慢して、歩いているのではないでしょうか。
靴とはそういうものだ、パンプスが辛いのは当たり前だ、と思いながら。
甲高で、幅広だから、大きいサイズしか履けない？
では、足に合った靴、快適な靴というものとはどういう靴でしょうか。
・歩いていて痛くならないこと
・長時間歩いても疲れにくいこと
少し漠然としていますね。
本当に快適な靴を見つけたいなら、大事なのは、足に合っているかどうか。
そして、足に合わせるなら、まずは自分の足がどんなものか知ることが重要です。
まず、足の計測をしたことはあるでしょうか。
もしかして、「靴はいつもこのサイズだから」という選び方をしていませんか？
大事なのは、サイズだけではありません。
足の形や、幅。甲の高さ、踵の細さや形。骨の太さ、関節の柔らかさ、などなど。
実は人の足は、それぞれ全然違うのです。
それなのに・・・
サイズ、つまり足長だけで誰もが足に合う靴を見つけるのは、難しいと思いませんか？
足に合わない大きすぎる靴を履いてしまうのは、百害あって一利なし。
新たな足トラブルを引き起こすばかりです。
まずは正しい自分の足のサイズや、足の特徴を知りましょう。
そうすることで、本当に自分の足に合った靴とはどんなものか、見えてくるでしょう。
幅広靴は長時間歩くと足が痛くなるのが真実
おろしたての靴を履いてお出掛けしたら、数分歩いただけで靴擦れが起きてしまった。
女性なら誰でも、そんな辛い経験をしたことがありますよね。
これについて、考えられる原因があります。
それは、試着の際に、数歩歩いただけで「大丈夫そう」と勘違いしてしまうから。
店員さんやお客さんがいる中、試着した靴で数分間うろうろするのは、気を遣いますよね。
しかし、ちゃんと歩いて試さないと、快適かどうかはわからないのです。
「長時間歩いたら足が痛くなった。だから短時間なら歩けるはず」
実はこれも、勘違いです。
靴が足に合っていなければ、短時間歩くだけでも足は痛くなります。
短時間なら、多少の痛みは我慢できるというレベル。
しかし、長時間の痛みは誰だって我慢できずに、歩けなくなってしまうのです。
誰でも長時間歩いたら、足の疲れやむくみで多少だるくなることでしょう。
でも本当に足に合った靴なら、短時間歩くぐらいならほとんど足は痛くなりません。
足に合った靴は、足と靴が一体化するから、想像以上に歩きやすいものです。
足を靴がサポートしてくれるイメージです。
スリッパを履いて階段を歩くイメージをしてみてください。
スリッパと足は完全に分離していますよね。
スリッパはゆらゆらぶらぶらして、足のどこに力を入れればいいのかわかりません。
足に合わない靴の究極は、こんな状態です。
もしも靴が、靴下やストッキングのように足にぴったりフィットしていたら。
力を入れやすくなって、思わず走り出してしまいそうですよね。
本当に足に合う靴とは、そのぐらい足にぴったりくっついてくるものなのです。
外反母趾の方が選びがちな幅広靴とは真逆ですよね？
ここに外反母趾がますます進んでしまうという理由があるのです。
外反母趾の方は、知らず知らず悪いスパイラルにはまっていることが多いので、本当に注意が必要です。
幅広靴を脱ぎ捨てて、足から健康を取り戻す
足に合った靴を見つけるなら、まずは足の計測がマストです。
現在では、細かく足の計測をしてくれるところも増えてきました。
ほとんどの場合、現在の足の状態についても説明してくれるでしょう。
まずはここからスタートするのも良いですね。
靴の試着をするなら、紐靴ならしっかり紐を締めて、できれば数分間歩いてみてください。
足の裏全体がしっかりと靴に触れ、動いていませんか？
歩くたびに踵がすぽっと抜けるようなら、それは大きい、ゆるい靴です。
残念ながら諦めましょう。
外反母趾や足のトラブルを抱える場合は、専門家の意見を仰ぐことも有益です。
一般的な靴の小売店やアパレル店舗では、正しい知識を知らずに靴をすすめられる場合もあるかもしれません。
そういう意味では、自分でも「本当に足に良い靴とは何か」を知っておくことも大切ですね。
それが自分の足を守ることに繋がります。
幅広靴をやめて、足に合った靴を履くだけで、足や体のトラブルが改善されることも多いです。
したがって、自分の足の形や特性を理解し、適切な靴を選ぶことが重要と言えるでしょう。
