こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。
当店にお越しいただくお客さまの多くが、
「自分の足は幅広だと思っていました。」
とおっしゃいます。
でも、実際は違うケースがほとんど。
逆に、甲薄幅狭細足さんであることが判明することも多いです。
あなたの足、本当に甲高幅広ですか?
AAの足に、EEEの靴では、足に靴が合わないのは当たり前
本日のお客さま、Wさま。
その日履いてきた靴は、ワイズEEEE。
なかなか見ないワイズです^^;コッペパンのような形をしています。
「幅広の足ですが、おしゃれなパンプスをオーダーメイドできますか?
おすすめのデザインであれば嬉しいですが、黒のローヒールで充分です。
どの靴も、甲高幅広の私にはきつくかんじます。
このEEEEの靴も、足指がきつくて仕方ありません。」
足を計測すると、なんとAAワイズの細足さんであることが判明。
靴がきつく感じる原因は、靴の中での足の前すべりだったのです。
信じられない
という表情のWさまに、ワイズ違いのパンプスの履き比べをしていただきます。
サイズ違いではなく、ワイズ違いの靴を試着
まずは比較的ゆったりめの、ワイズCから試着を始めます。
「うわ!キツイ!こんなの歩けません!」
そうですか?
目視だと、まだまだ足と靴の間にすきまが見えていますよ^^;
少し歩くと、慣れてきたご様子。
でも、フィッティングチェックすると、まだまだ緩い靴であることが判明。
ここからは履いては歩きを繰り返し、徐々に細いワイズのパンプスにしていきます。
Cの次はB、Bの次はA、そしてAの次はAA。
すると、驚くほど、どんどんキレイに歩けるようになります。
土台が整い、重心が安定するから、ぶれなく、まっすぐ前に進めるのです。
「なんだか、安定します!いつもみたいにぐらつかない!」
目視でも、ヒールは安定しているし、靴が足の揺れを止めているのがわかります。
体はわかっているのです。
その次にまた、最初のCに戻してみます。
「うわ!何ですか、これ。すごくブカブカする!歩けない!」
始めは「歩けない!」とまで言っていたワイズCの靴が、もう無理になります。
緩いことが、体はわかってしまったということ。
これが、体の感覚を育てる、というステップ。
ワイズCで緩いのですから、履いてきたEEなんて、、、無理ですよね?
「履いた時はきつかったですが、この靴が一番歩きやすいです。」
自分でワイズAAに決めました。
レディースらしいおしゃれなデザインのコンビにストラップ付き。
黒以外の色は初めて!とベージュを選び、とても嬉しそうです。
体の感覚を育てるということ
大事なのは、
自分の足に合う靴を体感すると基準ができるから、合わない靴は買わなくなる
ということです。
これが、足を痛めないために絶対、必要。
これまで足に合う靴を履いたことがなければ、できないのです。
甲薄細足さんたちは、市販されていないワイズだから、その体験がない。
だから、緩い、大きい、合わない靴を履く。
結果、前すべりを起こしているのに、もっと広いワイズを求めるようになる。
Wさんのように。
この悪いスパイラルを止めるには、足に合う靴を履く経験が必要なのです。
すると、自分の軸で、自分の靴を次々と判断し始めます。
以下、履いてきたEEEEの靴を履いて帰る時のWさんの感想です。
「私はどうして、こんなスリッパみたいな靴を履いていたんでしょう(笑)」
「こんな靴、どうやって歩いていたか、本当にわかりません。脱げてしまいます。」
「グラグラしますねー。立ってるのがやっとです」
本当にお見事!な斬りっぷりですね^^
同一人物とは思えないほどです。
まずは、計測して、自分の足の正しい情報を把握する。
そして、足に合う靴を履く体験をする。
そうすれば、もう靴選びの間違いは起こしません。
なぜなら、自分の感覚として、しっかり腑に落ちるから。
ここがとても大切です。
もしかしたら、自分は、足に合う靴を履いた経験がないのかもしれない
いったん、そこまで引いて考えてみてください。
本当に、本当に、幅広パンプスが必要ですか?