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脱げないパンプスを手に入れる簡単!靴の選び方と対策

こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。

最近、 パンプスの正しい選び方について、質問を多くいただいてます。
皆さん、足に合わないパンプス、に悩まされているようですね。

特に多いのが、「パンプスのかかとが脱げる」というご相談。

かかとが脱げないパンプスを探し続ける女性たちが、たくさんいらっしゃいます。

でも、大丈夫です。

あなたもかかとが脱げないパンプス、きっと手に入れられますよ。

それでは、脱げないパンプスの選び方とそのために必要な3つのステップ。

ひとつひとつ紐解いていきましょう。

「足に合わないパンプス」って、どうゆう状態のこと?

脱げないパンプス

この「靴が足に合わない」という状態、例えば歩くと、

・タコや魚の目の痛みがでたり、
・偏平足が目立ったり、
・外反母趾に痛みがでたり、
・小指に痛みがでたり、
・甲が当たって痛みがでたり、

こうした足に痛みが起きる時や、

・かかとに靴擦れが起きたり、
・足が前にすべっていったり、

足と靴のフィット感が感じられない時や、そもそも

・21.0や25.5センチのパンプスが見つからない

足に合うサイズを探せない時に、靴が足に合わないと感じているようです。

口を揃えておっしゃるのは、「かかとがパカパカしない靴が欲しい」ということ。

歩くと、どうしてもかかとが脱げる、踵が抜ける。
抜けないまでも、パカパカが始まる。

だから、靴が足に合わないと感じるのです。

足トラブルを引き起こして、痛みが出る上に、かかとも脱げる。

確かにこれでは、靴が足に合わないと感じるのも当然ですね。

ただ、それぞれに、それぞれの、靴のかかとが脱げる原因があるのです。

脱げないパンプス選びのための対策①大きな靴をやめる

まず共通しているのは、大きすぎる靴を履いているということ。

実に80%以上の皆さんが、1~3サイズ大きな靴を選んでいます。

皆さん、そんな意識がないので、とても驚かれます。

でも足を計測すると22.5cm、パンプスは23.5cmを履いているというようなことが、本当によくあるのです。

かかとがパカパカする、かかとが脱げるパンプスというのは、

小さい足が、大きいパンプスの中で動いて、足トラブルを引き起こしている

という可能性があるのです。

アンド・ステディのお客さまのあるあるをマンガで連載中です。


パンプスと足は、踵とワイズで、しっかり留めておく必要があります。

でも、大きすぎるパンプスだと、留まりませんよね。

特にヒールのある靴は、足が前に滑りやすく、かかとが脱げる確率が高まります。

だから、バレエシューズのようなぺたんこ靴、フラットシューズを誤魔化しながら選んで履いている女性が多いのだと思います。

皆さん、無意識にご自身なりの対策をされているのです。

話は戻して、靴の中で足が動くと、歩くたび靴に足を押し付けることになり、足は自分を守ろうとして角質を厚くし、タコを育てていきます。

かかと脱げは、靴擦れの原因にもなりますね。

・サイズ選びの間違えが原因
・足トラブルが結果

ということになります。


そして、最近はワイズAAAとかBなど、細足さんたちが、とても多いです。

ですから、ワイズが大きすぎるということも共通原因として加えたいと思います。

脱げないパンプス選びの対策②自分の足を知る

そして、これはそもそもですが、皆さん、ご自分の足のこと、知っていますか?

「パンプス」のサイズではなく、「自分の足」のサイズ、ということです。

合わせるパンプスにばかり目が行きがちですが、基軸となるのは自分の足です。

その軸がないまま、靴を合わせるのは至難の業です。

靴選びが極めて難しいものになってしまうことは、想像できますよね。

自分の足を知らないから、合う靴が選べず、靴のかかとが脱げるのです。

そもそも、自分の足を知らず、間違えた靴を選んでいるから、踵抜けを起こしているというのが事実。

ヒールという傾斜があれば足は前にすべりますから、かかとがパカパカします。

問題は、靴の踵の大きさだけではない、ということです。

究極的には、足と靴の相性のお話になっていきます。

もっと厳しい言い方をすると、現段階では、自分の本当の足のサイズ・ワイズを知らないのに、靴を選んでいる、とも言えるのです。

ここには、靴小売店では足の計測スキームがない、ワイズ展開された靴を置いていない、というような外的環境の問題も絡んできますので、なかなか難しい課題です。

ただ自分の足を、体を守るためにも、自分の足の特徴やサイズ感などは把握しておくことをおすすめします。

脱げないパンプス選びの対策③複合的な問題を解決する

中には、「サイズも、ワイズも合っているのに、合わないの!」という方もいらっしゃいます。

そこには足・靴・歩き方、それぞれの要因が複雑に絡み合っている可能性が。

・足の指が長い、外反母趾、扁平足等の自分の足によるもの
・中底が脆弱、ヒールが高すぎる、かかとが柔らかい等の靴によるもの
・靴を壊す歩き方、靴の機能を使えない歩き方等の歩き方によるもの

これらがミックスして発生していることが多いです。

足が原因で、歩き方が原因で「かかとが脱げる」のです。

例えば外反足というお足は、残念ながら踵のフィット感を得られにくい骨格です。
外反扁平足という扁平足との合わせ技になっているお足も多いです。

扁平足のお足は容積が大きいですから、靴を広げ、ゆがめます。

横揺れする歩き方は、歩くたびに外へ、外へ、踵を広げ、ゆがめます。

いずれも、足が靴のかかとを広げるから、踵がパカパカする。
歩き方が靴のかかとを広げるから、踵が抜けやすくなる。

足と歩き方が原因で、踵脱げが起こる靴になってしまっているということです。

かかとが脱げる問題。

靴単体の問題でないことが、おわかりいただけるのではないでしょうか。

靴は、足に履いて、歩くためにある道具だからです。

靴が脱げる原因が、特定できないなら、わからないなら。
プロの判断を仰いだ方が早いでしょう。

足や靴はともかく、歩き方だけは、自分ではわからないからです。

脱げないパンプスはオーダーメイドでつくれるの?

中には、「足に合う靴がないならつくってしまえ!」とばかり、オーダーに走る方もいらっしゃいます。

でも、今、あなたの足にオーダーシューズがベストなのかというと、「決してそんなことはない可能性が高い」と申し上げます。


靴の役割は、足の弱点を補うこと。

だからまず、足の弱点を、見極める必要があります。

そして、靴で弱点を補うと、足がどう変化していくか、見極める必要があります。

足の未来を予想せずに作る靴では、足は楽にならないのです。

今の状態の足が健康で、しっかりアーチがあって、問題がなければいいのです。

でも、アーチが落ちていて、扁平足で、開張足で、タコがあって、外反母趾気味で、重心がかかと寄りで、ペタペタ歩きをしていて・・・

弱った足の通りに靴をつくっても、足は楽になりませんし、改善もしません。

歩き方の改善も、きっと必要でしょう。

きっと、かかとが脱げないパンプスも実現しません。

色々な考え方がありますが、私はそうゆう靴を、足に迎合した靴と呼んでいます。

そもそも状態の悪い足に合わせてつくった靴が、果たして足にとって良い靴なのか。

ぜひ一歩、引いて考えていただきたいと思います。

足を本来の形に整えてくれる靴こそ理想、と言えるでしょう。

初めは苦しさも伴いますが、足は確実に改善していきます。

足が改善していけば、履ける靴の範囲も広がっていきます。

靴のかかとが脱げる原因、ご理解いただけたでしょうか。

脱げないパンプスを手に入れるには、靴だけを見つめても仕方がないのです。

踵が脱げないパンプスは、あなたの足、歩き方で作られていくものだからです。

脱げないパンプスはどうしたら手に入るのか?

まずは、自分の足のサイズ・ワイズ、状態を知ること。
そして、足に合うパンプスの感覚を体感すること。
最後に、勇気を出していただくこと。

どうして「勇気」なのでしょうか?

それは、驚くほどギューッと足を締められる細いパンプスこそ、足を本来の形に整えてくれる、足に合う、かかとが脱げないパンプスだからです。

今までの「足に合うパンプス」と思っていたパンプスとは、確実に違うでしょう。
これまでの常識が一変しました!という方が、ほとんどです。

だからこそ、細い靴を選ぶ「勇気」なのです。

それが、脱げないパンプスを作る第1ステップ。


そして、かかとが脱げないパンプスは一度手に入れたら終わり、ではありません。

足は驚くほど変化していくものだからです。
1ヶ月でよくもなりますし、悪くもなります。

朝と夕方でも、足は変わりますよね?

そして、パンプスも革が馴染んでいきます。

だから、足とパンプスにギャップが生まれることは、当然。

半年に1度は、足と靴のフィッティングチェックが望ましいのです。
歩き方は、できれば3ヶ月に1回が理想です。

かかとが脱げないパンプスを手にいれるためには、少しだけ、これまでの常識を変えていただく必要があるかもしれません。

自分の足を知って、正しい靴選びができるようになれば、きっと快適なパンプスライフが過ごせると思います。

手間がかかるかもしれませんが、ぜひこの3つのステップを踏んでください。

踵が脱げないパンプスが、必ず手にはいると思います。

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