こんにちは。歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。
このところ、治療家、施術の専門家の皆さんから、靴のこと、足のこと、体のこと、いろいろとご相談いただくことが増えています。
「歩くと足が痛い」
お客さまから多くいただくご相談だそうです。
もちろん整骨院や整体院、鍼灸院の先生方は施術のプロ。
おひとりおひとりのお悩みの症状を施術や治療で改善させていらっしゃいます。
でも一方で、
「施術や治療を何度もしているのに、同じ症状を繰り返す」
お客さまも多いようで、先生方もお悩みのようです。
「歩くと足が痛い」
お客さまと重なるそうで、どうしてでしょうか?とご相談をいただくのです。
そんな時は、
「靴を見直してみてもいいかもしれませんね」
とアドバイスしています。
目次
足が痛くなる原因は?
「歩くと足が痛い」と訴える原因は、いくつか考えられると思います。
例えば、もともとの骨格の問題。
そして、何かしらの病気の影響であったりということもあるでしょう。
また、骨格にも異常はなく、病気でもないという場合には、日々の歩き方で変なクセがついていることもあるはずです。
ただ、これらが原因で歩くと足が痛くなるのであれば、施術や治療での根治も十分に可能ではないでしょうか。
靴のせいで歩くときに足が痛くなっていることも
でも、施術や治療で根治できていないという現実。
だとしたらそれは、靴に原因があるのかもしれません。
実際に、骨格にも異常がなく、病気でもなく、正しい歩き方をしている方でも、自分の足に合わない靴を履くことで、足の痛みが出るのは容易に想像できると思います。
女性ならそんな体験をしたことがあるかもしれません。
逆に、足に合わない靴を履き続けることによって、骨格に異常が出たり、病気になってしまったり、歩き方に変なクセがついてしまったり、ということもあるのです。
当店では、足に悪さをする靴、という表現をしています。
自分に合った靴を履いているかどうかというのは、おそらく皆さんが思っている以上に、足にとって、体にとって、非常に重要なポイントなのです。
外を歩く時にマストとなる靴だからこそ、その影響は大きいのです。
正しい靴選びを知る大切さ
本来であれば、靴というのは足を支えてくれる役割を持ちます。
でも、自分に合わない靴を選んで履いてしまうと、靴は足を支えてくれるどころか、足の痛みだけでなく、全身の不調までをも引き起こすことになりかねません。
選び方によって、体にまったく真逆の作用をしてしまうのが、靴、です。
だから大切なのは、正しい靴選びを知り、実践すること。
足を計測して、足の骨格を支えてくれる靴を選ぶようにしましょう。
正しい靴選びにあたっては、ぜひ以下の8つのポイントを押さえておいてください。
1:自分の足の大きさに合っていること
サイズやワイズなど自分の足を正確に知ることが大切です。
2:シャンクがしっかりとしていること
構造が弱い靴は足を痛めてしまいます。
シャンクは土踏まずの下の空洞を支える金属の板で、靴の背骨となる部分です。
中敷きの上から押して、靴が歪まなければOKです。
3:ヒールカウンターがしっかりとしていること
ヒールカウンターは踵を両脇から包んで支える硬い芯の部分です。
足首をしっかりと立ててくれる硬さと強さが必要になります。
4:返しがよいこと
返しというのは、歩いたときに指の付け根で「靴が曲がる」ことを指します。
足と一体化した靴かどうかは折れ皺で確認することができます。
5:ヒールの接地面積が大きいこと
体重を支える踵がグラグラすると疲れてしまいます。
安定して歩くためには、横幅があって太めのヒールがおすすめです。
6:本革でつくられていること
足は体の中でももっとも汗をかく場所です。
本革は天然の汗腺から湿気を逃してくれますし、何よりも足に馴染んでくれます。
7:中敷きがツルツルしていないこと
足トラブルの大きな要因となるのが、靴の中で起きる足の前すべりです。
靴の空間である捨て寸に指が滑り込まないよう足が止まる素材を選びましょう。
8:自分が気に入っていること
やはり女性は、気に入らない靴は履かなくなります。
靴も含めて、足、と考えてみる
女性の体を扱うプロの先生方、整骨院、整体院、鍼灸院、フットケア、エステ、温活、岩盤浴、よもぎ蒸し、ネイルケア等々、、、
プロとして見るのはやはり、体のパーツとしての足、でしょう。
ただ、日々の生活の中でも靴を履いている時間が長い、ということを考えると、靴を含めて足と考えてもいいのではないでしょうか。
足はいわずもがな、体の土台です。
体を支える足だからこそ、少し変えるだけでグン!と体がよくなります。
さらに、足に合う靴がプラスされれば、治療効果もよりキープできるはずです。
まとめ
治療院、施術院、ケア店で「歩くと足が痛い」と訴える方は多いでしょう。
もしかしたらそれは、足に合わない靴を履いているからかもしれません。
そして現代は、靴を含めての足、と捉える必要があることでしょう。
靴という視点から体を見ることは、施術や治療の効果をより高く、より長くすることにも繋がるだろうと考えています。