Scroll Top
19th Ave New York, NY 95822, USA

足のむくみの原因と今すぐできる3つの解消法

こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。

世の中のとても多くの女性たちが抱える足の悩みと言えば、ズバリ、「むくみ」

改善したい足のお悩みとして常にベスト3にランクインしています。

💬 いつも脚がむくんでいてパンパンです。
💬 むくみがひどい時はふくらはぎが痛くなります。
💬 朝と晩で脚の太さがまったく違います。

本当に悩ましいですよね・・・

でも大丈夫です。
足のむくみは正しい知識と対策を知れば、解消できるものなのです。

本日は「足のむくみの原因と今すぐできる3つの解消法」についてお教えしていきます。

むくみ

💬 夕方、靴を履き替えようとすると足が入らないことがあります。

これはオフィスサンダルに履き替えている方からのご相談でした。

朝と晩では、脚だけでなく、足の大きさまで変わってしまっているご様子。

💬 むくみが強すぎて、脚が痛いくらいです。

ここまで行ってしまうと生活に支障が出るレベルです。
健康のために、早期に改善を目指したほうがよいでしょう。

足のむくみというのは、その言葉の響き以上にツライ症状に悩まされるものなのです。

足のむくみの原因ってなに?

足のむくみの主な原因は下半身のめぐり(血流の悪さ)にあります。

血流が悪くなると、下半身に不要になった水分がどんどん溜まる。
そして、それがむくみとなってあらわれるわけです。

また、塩分の取りすぎも足のむくみの原因になります。

塩分を多くとると、身体は体内の塩分濃度を薄めようと働きます。
だから、水分を排出する力が弱くなります。

そのため、前日に塩分の多い食事をすると足のむくみがひどくなってしまうのですね。

足のむくみの解消に必要なこと

ミルキング・アクション

足のむくみを解消するには、下半身のめぐり(血流の悪さ)を改善する必要があります。
そのキーポイントとなるのが「ふくらはぎ」

実は、足は「第二の心臓」と呼ばれています。
それは、ふくらはぎの筋肉が静脈にとっての心臓の役割をするからなのです。

老廃物たっぷりの静脈血は体にとってよいことは1つもありません。
血流を良くして、静脈血をしっかり腎臓に戻してあげなければなりません。

それができないと静脈血が脚にとどまり、その結果足のむくみとなるわけです。

ですから、ふくらはぎをしっかりと動かすことが足のむくみの解消に繋がるわけです。
でも、「ただ動かせばいいのか?」というとそれは間違いです。

運動量というのは、質と量の掛けあわせで計られます。
質が悪いまま動かしていても、効率が悪いですよね?

だから、まず大切なのは、「ふくらはぎの質」

そして次に、「動かす量」となるのです。

質のよいふくらはぎとは?

ふくらはぎむくみ

良いふくらはぎの条件は、まず「柔らかい」こと。

ふくらはぎが水分や血液を運ぶためのポンプと考えれば、これは当然のことですよね。

実際に足がむくんでいる女性のふくらはぎを触ると、とにかく硬い。

これは、日頃からふくらはぎをよく動かしていないせいです。

本人は動かしているつもりかもしれません。

・足指が地面から浮いている
・ヒールの高い靴を履いている
・ふらふら右に左に揺れて歩いている

このような状態では、ふくらはぎを動かそうと思っても動かせないのです。
女性ならではの悪い足もと環境が影響しているのです。

ですから、足のむくみの解消を目指すなら、まず柔らかいふくらはぎを取り戻すこと。
まずはそこからはじめましょう。

今すぐできる!足のむくみ3つの解消法

解消法①「お風呂であたためる」

柔らかいふくらはぎを取り戻すためにまずできること。
それは「温める」ことです。

温まることで筋肉が柔らかくほぐれ、ふくらはぎの質がアップします。

筋肉が柔らかいと、余分な水分(むくみ)をグングン上半身に運んでくれます。

また、温かいということは熱を持つということ。
それだけでも代謝向上・免疫力向上にも繋がり、体にとってはいいことばかりです。

体を温めることは、むくみ解消法としては基本中の基本。

シャワー生活の皆さんは、これを機会にバスタイムを見直してみてください。

解消法②「ふくらはぎをマッサージする」

ふくらはぎを柔らかくする方法には、ダイレクトに「ほぐす」という方法もあります。

筋肉がほぐれれば、ふくらはぎはしっかり活動を始めてくれます。

そんなに強く、がっつり揉み解す必要はありません。
イタ気持ちいいかな?くらいの力加減がベストです。

足首からひざ裏に向かってさすりあげるだけでも全然違います。

足のむくみ解消法としては、少々めんどうかもしれませんね。
でも、一度夜の習慣になってしまえば、あとはとっても楽です。

マッサージする際の注意点。
それは、硬すぎるふくらはぎの場合は、まず温めてから行うのが鉄則ということ。

冷えたままだと、筋肉を傷つけてしまう場合がありますので、ご注意くださいね。

解消法③「ふくらはぎを動かして歩く」

しかし、解消法①と解消法②は実際にはハードルが高いご様子で、、、

よく「もっと簡単な足のむくみ解消法ありませんか?」というご相談を受けます。

そんな都合のよい解消法があるわけないと思うかもしれませんが、、、

実はこれがあるんです。

「あります!足に合う靴を履いて、歩くだけです。」

これは簡単でしょう?
実はこれこそが、王道。

質にも、量にも関わる、そして人間ならではの、とてもシンプルな解消法なのです。

たった10分歩くだけで、むくみは解消する

サロンで行っている、靴の履き比べやフィッティング。
実は、10分歩くだけでも、皆さん、むくみが流れていくのです。

最初は、「なんでだろう?」と思いました。

皆さん、どんどん細い靴が入るようになっていくからです。
わずか10分ほどの履き比べで、です。

皆さんのフィッティングを拝見して、わかったこと。

それは、
『足に合う靴を履いて、歩くだけで、むくみは即効で流れる』
ということ。

だから帰る頃には、脚がシュッとしてしまう方も多いのです^^

それもそのはず。

歩くことで、むくみが解消する仕組が、人間の体には備わっているのですから。

足に合う靴を履いて、歩くだけで、むくみが流れるのは当然なのです。
ふくらはぎはバッチリ動いていますし、靴の中で足指もしっかり使っていますから。

それほど足に合う靴を履けている女性が少ない、ということの裏返しでもあります。

足の冷え性改善とむくみ取りの対策は同じ

こちらの動画では、むくみと足の冷え解消法について解説しています。
むくみだけでなく、足が冷える。
末端冷え性だ!という方は、ぜひご覧ください。

ストラップの長さが足りない?むくみ解消で解決!

ここでひとつ、先日ご来店いただいたお客さまのお話をしますね。

パンプスをオーダーされたYさま。
オーダーいただいた靴は、まずフィッティングを行います。
足を入れて、数分ていど歩いていただき、問題がないか確認の上でお渡ししています。

ですがその日は、Yさまの足のむくみがとても強く・・・
なんとストラップの長さが5cmも足りなくなってしまいました!

せっかく足に合わせてストラップカットしたのに、、、
ツンツルテンのストラップになってしまいました涙

それもこれも、むくみのせい。

すぐに、足の骨格を整えるテーピング&ふくらはぎをしっかり使うウォーキングを実践。
むくみを流していただきました。

1~2cm減なら、10分のウォーキングでもいけますね。

最終的には、そのさらに倍の20分ほど歩いていただきました。
結果、おかしくない程度のストラップの長さになり、喜んでお帰りいただきました。

足を整えると、ふくらはぎが動き、むくみが流れる

むくみを自然に流す歩き方のためには、まず足から!というお話です。

そして、そんな足を作るサポートをしてくれるのが、靴。

やはりむくみ解消の基礎は、靴にあり、なのです。

足のむくみの解消法として、もっとも根本的な解消法は、

「足に合った靴を履くこと」
「正しい歩き方を身につけること」

このふたつになるのです。

足に合った靴を履くことが一番大事

足に合った靴を履こう

足に合った靴を履いて、たった10分歩くだけ。
実はそれだけで、足のむくみが解消されます。

足のむくみにとって、それほど靴というのは重要なのです。

人間の身体にはもともと歩くことでむくみが解消する仕組みがあります。
ですから、あなたの正常な歩行を阻害している要因を取り除いてあげること。
そうすれば、むくみが解消するのは当たり前のことですね。

足のむくみに悩んでいる女性の皆さん。

まずは、

今履いている靴が自分の足に本当に合っているのかな?
と一度、見直してみてください
ね。

スニーカーでも、パンプスでも、どんな靴でも考え方は同じです。

・少し歩くだけで足が痛くなる、疲れる
・踵が靴擦れを起こす
・歩き方が変だと言われる
・外反母趾が悪化してきている

これらは、足に合わない靴を履いていることが原因の可能性 です。

そして、むくみはむくみのうちに、流してあげましょう。
流れるうちが、華。

むくみが脂肪に変化してからでは、すべてに時間もお金もかかります。

あたためるのにも、
ほぐすのにも、
燃やすのにも、
落とすのにも。

湿度が高い日、気圧が低い日、冷房が強い時期など。

そんなむくみやすい時期は、「普段ケア+α」を考えてあげてくださいね!

足のむくみ解消法は、とてもシンプルです。
足と脚を正しく動かすだけなのです。

足のむくみにばかり目が行きがちですが、その原因にアプローチできるのは、やはり靴と歩き方なのです。

アンド・ステディ代表小野崎記子

執筆者:小野崎記子

くつ・あし・あるく研究所アンド・ステディ 代表
株式会社オノザキ・有限会社アクスト 代表取締役

大学卒業後、コンサルティング会社にて約12年間に渡り勤務。

2005年4月、浅草の靴メーカー代表に就任。カウンセリング重視のオーダーメイドシューズサロンが足トラブルに悩む女性たちから大きな支持を得て、東京本店、梅田サロン、天神サロンを運営中。着物スニーカーを企画・開発、東京都の支援事業として2020年、海外進出を果たす。

YouTube・Instagram等のSNS発信、ワークショップや講演、各種媒体の執筆も意欲的に行い、活動の幅を広げ続けている。

Related Posts