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1日1万歩が体によい、は本当?ウォーキングの「常識」を検証!

こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。

今回は、常識を疑え!シリーズ第1弾。

ウォーキングの「常識」と言われるものの中には、古い常識がまかり通っていたり、「前提条件」があった上で、という話や、危ない嘘が含まれていることが結構あって、びっくりします。

何 WHAT をやるのか、ではなくて、 なぜ WHY やるのか

ここを自分の頭でしっかりと考えてくださいね。
単なる流行に踊らされる人になってしまいますからね。

それでは、歩き方の常識非常識を検証していきましょう。

1日1万歩歩くと健康になるって本当?

健康情報が大好きで、欠かさずチェックするという方も多いかもしれません。

「1日1万歩 歩けば、健康になれる」

この話を聞いたことがあるのではないでしょうか?

実践するために万歩計を購入したという方もいるかもしれません。

でも、これももう過去の常識で、この説は否定されつつあります。今では、

「1日8,000歩程度、うち早歩きを20分」

これが新常識。
歩行の量だけでなく、歩行の質・強度をかけあわせた理想値がでているのです。

確かに、量ばかり追求しても、質が伴わなければ意味がありませんよね。

結果がでませんから。

それでもなお、1日1万歩のキャッチフレーズは語呂もよく、未だ語り継がれ、いわゆるウォーキングの「常識」として君臨しているのです。

他にもあったウォーキングの「常識」を検証

早足で歩くとよい

クロックス

ウォーキングに関しては、「早足で歩くとよい」という話もありました。

実際に、早足を意識して歩いている方は多いのではないでしょうか?
ウォーキングレッスンの時に、お客様からも多くお問い合わせいただきます。

実はこれ、「前提条件」があって、の話だったのです。

というのも、歩く際には正しい歩き方を実践することが大切だから。

写真のようなスリッポンで、早足で歩くのでしょうか?

やめた方がいいです。
足首をひねってしましますよ。

危ないと思いませんか?

足の土台が整っていないのに、早足で歩いても意味はありません。

先と同様、歩行の量よりも、、が大事です。

大股で歩くとよい

スニーカー紐結ぶ

また、「大股で歩くとよい」という話もありました。

実はこれも、「前提条件」があって、の話ですね。

スリッポンで大股で歩いても、危ないですよ、ということ。

足の土台が整っていないのに、早足で歩いても意味はありません。

先と同様、歩行の量よりも、、が大事です。

少なくとも、きっちりと靴紐を締めてから歩き出しましょう。

早足、大股は、足の土台をしっかり整えるという前提条件が必要。

土台が整っていなければ、正しく歩くこともできませんから、足首をひねる、膝を痛める、股関節を痛めるなど、怪我をしてしまうリスクが高まるだけでしょう。

この2つはウォーキングの初級ではなく、中級向けの常識ということです。

  • 足に合うスニーカーを選べて、
  • 紐をしっかり締めることができて、
  • 正しい歩行の基礎ができて、

その上での、次のステップのお話なのです。

初級者がまねしても、痛い目を見るのは当然でしょう。

正しい歩き方を学ばないと逆効果

学校では、走り方や泳ぎ方は教えてくれます。

しかしながら、歩き方は教えてくれません。

それは歩くということが当たり前にできると思っているから。

でも、それは間違いです。

だって、ちゃんと歩けている日本人、本当に少ないですから。
歩き方、綺麗ね、と思って振り返ると、だいたい外人さんです^^;

これまでずっと知らずに、間違った歩き方を続けてきたという方が多いでしょう。

でも続ける限り、歩けば歩くほど健康を損ねてしまう可能性が高まるのです。

そもそも、自分の歩き方を気にしたことがない

という方のほうが多いかもしれません、「1日1万歩」は知っていても。

1万歩歩けば、「安心」という方も多いのでしょう。

でもそれは、健康を目指すための本質ではないはずです。

正しい歩き方とは

膝曲げ歩き

それでは、正しい歩き方というのはどのようなものなのでしょうか?

まず、骨盤を立たせることを意識しましょう。

足だけを使うのではなく、全身を使って、特に体幹を使うように意識していきます。

次に、骨盤ごと前に運ぶように足を動かします。

イメージするのが難しい場合には、股関節を動かすよう意識してください。

現代人は、膝から下だけを動かしているような方が目立ちます。

そして、足指をしっかり使って歩くようにしましょう。

特に、女性は足指の付け根で蹴って歩いていることが多い傾向にあります。

いわゆる 肉球歩き ですね。
足指まで体重が移動していない=足指を使っていない のです。

足指で地面を捉え、後ろ足で重心を前に進めるのが正しい歩き方の基本です。

こういった正しい歩き方は、足に合う靴を履けば自然にできるものです。

この写真の人は膝を曲げていますから、間違えた歩き方をしています。

スニーカーが合っていないか、紐を締め切れていないのでしょう。

パンプスウォーキングは上級者の歩き方ですから、初心者はまずスニーカーウォーキングからはじめることをおすすめします。

歩行における靴の重要性

健康のためにも美容のためにも、正しい歩き方を実践していきたいところです。

ただ、歩行というのは歩き方、体の使い方だけの問題ではありません。

さきほどから出てきてるように、ウォーキングにとって靴選びは両輪となるもの

女性なら1度は、靴によって足がスイスイ進んで歩きやすかったり、逆に靴が脱げないよう変な歩き方に導かれて、歩きにくかった経験があるのではないでしょうか。

靴というのは、それほど足や足の動きに大きな影響を与えるものなのです。

ですから、靴を使って、足指を使える環境にしてあげることが大切になります。

感覚としては、一流アスリートがパフォーマンスをアップさせるために最適なシューズを選ぶことと何ら変わりありません。

必要であれば、インソールも入れて正しい歩き方ができる環境を整えてください。

まとめ

「1日1万歩」というのは、健康における常識となっていました。

しかしながら、それももう昔の話。

今は正しい歩き方を実践できていない方が多いです。
ですから、1日1万歩を実践しても逆に健康を損ねてしまうだけでしょう。

活性酸素が発生しすぎる問題も横たわっているようです。
酸化こそ、老化の原因ですからね。

続々と新しい研究結果・技術がでてきますね。

こうした新常識を取り入れると共に、情報だけではなく、自分の足を見つめるきっかけにしていただきたいと心から願います。

これこそが、本当に大事なこと。

そして正しい歩き方を実践するために、自分の足に合う靴を選びましょう。

健康は足もとから作られるのですから。

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