Scroll Top
19th Ave New York, NY 95822, USA

雨の日でも泥はねさせない、濡れない正しい歩き方

こんにちは。歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。

梅雨の季節は、毎日雨が続きますね。
今年ももうすぐ梅雨明けでしょうか。

雨の日は靴が濡れてしまって、汚れやすいですよね。
そして地面のぬかるんだ泥を跳ね上げて、靴やパンツの裾が汚れてしまってがっかり。

そんな経験はありませんか?

実はこれ、地面のコンディションのせいではありません。
歩き方に原因があるのです。

「よくある!」という方は、正しい歩き方が出来ていない証拠!

今回はそんな雨の日に泥はねして汚れてしまう歩き方のパターンと解決方法を紹介していきます。
雨の日の泥はねに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

こちらの動画では、梅雨の時でも歩きやすいパンプスをご紹介しています。

レイン仕様で雨をはじくから歩きやすい。
足に合う靴だから歩きやすい。

雨の日の靴に困っているなら、ぜひご覧くださいね。

こういう歩き方が泥はねを招く!歩き方一覧

アンド・ステディは靴屋ですが、最終的に歩くことをゴールに靴を提供しています。
靴は、足を、体を整えるツールのひとつとして捉えているからです。

だから、初回プランには、ウォーキングレッスンが含まれています。

人間は歩くことで健康を維持できる動物なのです。

それでは、雨を跳ね上げて、泥はねしてしまう歩き方、見ていきましょう。

すり足(つま先が上がらない)

歩くと、地面から足が上がらず、スリスリと音がするのが特徴。

足がそもそも擦っているので、地面からの距離が近いから泥が靴に付着しやすいのです。
水たまりも無意識に引っかけてしまうため、靴の底が全体的に濡れてしまいます。

原因はつま先が上がっていないこと。
これは、高齢者の歩き方と同じということをきちんと理解しておいた方がいいと思います。

柔軟性が失われ、関節も硬くなり、筋力も弱くなった人の歩き方ということです。

これを、省エネ歩きとして推奨している人もいます。

でも若くて健康で靴を履くなら、つま先をしっかりあげ、ローリングさせる歩き方がよいですね。

行進歩き(水たまりに真上から足を落とす)

足の踵やつま先を使わず、真上からドンと足を置いてしまう歩き方が特徴です。

行進歩き、と私たちは呼んでいます。
わかりやすく言うと、足指を使わないで歩いているということ。

女性には、とても多い歩き方です。

足自体は上がっていますが、つま先は上がりません。

よって、足はローリングせず、行進のような足の運びになるのです。

当然、足が地面に下りた時の衝撃が強くなります。
だから水や泥を、靴~パンツの広範囲にかけて、真上に跳ねてしまうことになります。

接地する足裏の面積が大きければ、跳ね上げる水の量も多いということです。

足を返さない(後ろ足が水を後ろに蹴らない)

これも多いですね。
足を返す、という動作自体、感覚として得ていない方も多いです。

足の指の付け根でしっかり曲げて、体を前に押す動作が「返す」ということ。

足を返す正しい歩き方をするには、靴も返しがよい、返りのよい靴が必要です。

足も、靴も、指の付け根で曲がることが正解なのです。

後ろ足を返さない歩き方だと、水は後ろに飛びません。

歩く衝撃で勢いよく跳ね上がった水滴が真上に飛び上がる。
それはもう、パンツやストッキングが汚れてしまうことでしょう。

雨の日は「やりすぎない」「歩幅を広げすぎない」ことだけ、ご注意ください。

何故こういう歩き方になってしまうのか

今回は、雨の日に泥はねしてしまう歩き方を見てきました。
ですが、おそらく日常でも同じ歩き方をしている方がほとんどでしょう。

普段から、正しい歩き方ができていないのです。

正しい歩き方が出来ない理由。

それは、自分の足に合うを履いていないことが原因です。

足に合っていない靴を履いていると、

→常に、靴の中で足が動いてしまう

→無意識に、靴が脱げないように足を動かす

→結果、正しい足の動かし方ができない

ということになってしまうからです。

すり足とはつまり、靴が脱げないように、足の動きを無意識に制御した結果です。
行進歩き、足を返さない歩き方についても同様です。

自分の足より大きい靴を履いたら最後、この歩き方を、靴にさせられてしまいます。

変な歩き方は、ビジュアルの問題だけではないことをおわかりいただけましたか?

足が本来の動き方ができなければ、足によい筋肉が育つはずありません。

筋肉のない足は、弱い足。
浮き指から外反母趾にいたるリスクは確実に高まっていきます。

そして、動かさなければ、血の巡りも滞ります。

むくみや冷えの要因にもなっていくのです。

美しい足の持ち主は、健康ですし、正しい歩き方で雨の日の跳ね上げも少ないことでしょう。

泥はねが、正しい歩き方の指標になるということです。

正しく歩いてストレスなく雨の日に出かけよう

いかがでしたか?

雨の日のおでかけで靴が汚れる原因は、歩き方にあった。
しかも、足に合わない靴を履いていたことが原因だった。

雨の日は濡れてしまうからと、年代物のゆるい靴を履いていませんか?

これ実は、とても多いケースなんじゃないかと思います。

わかりますよ、もったいないって思ってしまいますよね!

でも、、、これが泥はねの原因になってる可能性は否定できません。

もし、泥はねを防ぎたいなら、やはり、足に合うレインブーツが一番。

撥水、防水加工がしてあって、雨でもすべりにくいソールのレイン対応
長靴のようなゆるみがなく、靴の中で足が正しく動かせる靴であること。

雨が降ったり止んだりが読めないことも増えましたからね。
ブーツじゃなくて、足の甲が見えるようなパンプス仕様も今後はいいかもしれません。

当店でも、サイズだけでなく、ワイズ(足のウエスト)まで合わせられるオーダーメイドのレインパンプスをご用意しています。

当然ことながら、歩きやすい!と大変好評です。

夏なら、スコールのような雨も多いので、サンダルもいいでしょう。

思い切って、足をマルっと出してしまうという手もありです^^

気候も変化しますから、都度対応していきましょう。

足に合うレインシューズを履いて、雨の日をストレスなく楽しみましょう。

歩くことは人間の基本の、一生の動作ですから!
もし、雨の日の泥はねがあるなら、日常の歩行から見直すことをおすすめします。

人生100年時代。

自分の足で歩き続けることを目標に長い目で見れば、いろいろなメリットが得られることは間違いありません。

アンド・ステディ代表小野崎記子

執筆者:小野崎記子

くつ・あし・あるく研究所アンド・ステディ 代表
株式会社オノザキ・有限会社アクスト 代表取締役

大学卒業後、経営コンサルティング会社勤務。

2005年4月、浅草の靴メーカー代表に就任。カウンセリング重視のオーダーメイドシューズサロンが足トラブルに悩む女性たちから大きな支持を得て、東京、梅田、天神の3直営店を運営中。着物スニーカーを企画・開発、東京都の支援事業として2020年、海外進出を果たす。

商品・サービス開発・WEB集客・人材採用のコンサルティングを手掛ける傍ら、YouTube・InstagramなどのSNS発信、講演、雑誌の執筆も意欲的に行い、活動の幅を広げ続けている。

Related Posts