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足の小指が痛い原因と対策のまとめ

こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。

お客さまたちを悩ませる、お足のお悩み。

足の小指の痛み

当店のお客さまのご相談の中でも、とても多いお悩みです。

まさかとは思いますが、

つま先立ちすると、踵が脱げてしまうような緩い靴は履いていませんよね?

もしそうなら、靴の見直しからはじめる必要があります。

今回は、足の小指が痛い原因と対策をお伝えします。

足の小指が痛い・・・

あなたの足の小指は、大丈夫ですか?

当店にお越しになるお客さまの、実に80%以上が小指のトラブルを抱えています。

  • 💬歩いていると、小指が痛くなる
  • 💬どの靴を履いても、小指が痛い
  • 💬小指が腫れ上がっている様に見える
  • 💬小指の爪がまともに生えたことがない
  • 💬小指はずっと寝ている、寝指だ
  • 💬靴の裏が、小指のところだけ破れている
  • 💬内反小趾が出っ張ってきた。痛みも出てきた

小指は、最も小さい足指、そして、体の外側についている足指です。
だから、トラブルになることも多いのです。

小指には本来、重要な役割があります。

でも日本の現代に生きる私たちは、うまく使えていないのが現状。

もし1日の終わりに、足の小指がズキズキ痛む。

そんな日が続くなら、あなたは、内反小趾予備軍かもしれません。

内反小趾(ないはんしょうし)とは

内反小趾とは、小指の第3関節が外に出っ張る足の病気です。
中足骨という骨を束ねる筋肉の緩み、弱さが引き金となります。

外反母趾の小指版と考えていただければいいと思います。

ただ、外反母趾ほど痛みが強烈でないため、扱いは地味です。

でも、足トラブルは、内反小趾だけ。

そんなお足は、見たことがありません。
内反小趾は、必ず他の足トラブルと併発しています。

開張足、外偏平、外反母趾、浮き指、ハンマートゥ、XO脚、O脚など・・・

単体で発生することはありません。つまり、

内反小趾は、足トラブルの中でも進行したハイブリッド型トラブルなのです。

内反小趾になる原因

靴が合っていない

内反小趾の大きな原因の1つが、足に合わない靴 です。

「小指が痛い」

と当店に駆け込む方の靴を拝見すると、ほぼ皆さん、大きすぎる靴を履いています。

  • ・22.5cmの足なのに、23.5cmの靴を履いている
  • ・細足さんなのに、ワイズEEEの靴を履いている
  • ・23.5AAの足なのに、24.5EEの靴を履いている

幅広靴では、靴の中で足が泳ぎます。
自分の歩き方のクセを、靴が止めてくれません。

後述する、外軌道の歩き方に誘導されていくと言っていいでしょう。
外軌道とは、靴の内側に小指を押し付ける脚の動かし方です。

そんな靴選びをしていれば、内反小趾になるのも当然です。

そして、内反小趾と外反母趾は表裏一体

原因は同じだからです。
小指の関節の方が小さく、弱いので、先にダメージが表面化しただけ。

遅かれ早かれ、外反母趾も進んでいくと見ます。

でも、

「小指が痛くなるから、小指が靴に触れない靴を選んでいます」

こうゆう方がとても多いのです。

このままでは、どんなに高価な靴を買っても、同じ痛みがでることでしょう。

歩き方が悪い

そしてもう1つの大きな原因は、歩き方。

前述したように、外軌道の歩き方が小指の痛みを起こしています。

外軌道とは、体の中心よりも外側ばかり使う歩き方 ということです。

例えば、

  • 💬歩くとスネの外側がはる
  • 💬膝と膝をくっつけて座るのがツライ、脚が開いてしまう
  • 💬腰痛がある
  • 💬XO脚だ

こうしたお悩みがある方は、往々にして、外軌道の歩き方をしています。
体の内ではなく、外ばかり使っているのです。

ただ、外ばかりと言っても、体は必ずバランスを取りに行きます。

だから、わかりやすく言えば、外へ10行ったら、内にも10戻そうとします。

この外へ、内への横揺れが、内反小趾の大きな要因なのです。

先日のお客さまは、この横揺れの強い歩き方のクセがありました。

目視でわかるレベルで、内へ、外へ、横揺れします。
そして、外に行く力がかなり強い。

歩いてはいるのですが、全然前に進まないのです。
歩くたびに外に荷重がかかって、小指が潰れます。

外側に飛び出していきそうな強烈さでした。

やはり、内反小趾だけでなく、XO脚にもお悩みでした。

一番の問題は、まったく自覚がなかったこと。

まずは、自分の歩き方を見て、自覚するところから始めました。

生まれて初めて、自分の歩く姿を鏡で見たら、

「揺れてる!外に揺れてる!」

外ばかり使っている感覚もわかったとのことで、安心しました。

「まさか、自分が、自分で、小指を痛くしていたなんて!」

内反小趾を予防したいなら、靴選びは第1ステップ。
そして、歩き方の改善は第2ステップと言えるでしょう。

このステップを踏むことで、小指の痛みも解消していきます。

内反小趾の対策と改善法

まず靴を見直しましょう

これはもう、足に合う靴を選ぶしかありません。

そして、足に合う靴は、自分の足を知らなければ選べません。

靴のサイズではなく、自分の足のサイズを知り、ワイズを知り、特徴を知ること。

そして、足に合う靴のピッタリ感に慣れることです。

正しい歩き方を身に着けましょう

さらに、足に合う靴に履き替えたら、正しい歩き方に改善すること。

根本的な改善のためには、足だけ見てもダメ、靴だけでもダメなのです。

外ばかり使うクセがあるわけですから、体の内側を意識する必要があります。

いわゆる内転筋ですね。
太ももの内側の筋肉ですが、使えていない方は、とても多いです。

はじめは意識しただけでは、正しく歩くことは難しいでしょう。

それに、四六時中、歩き方を意識するのも大変ですよね・・・

そんな時は、歩行矯正してくれるインソールを入れてあげるというのも効果的な方法のひとつです。

このあたりの原因と対策については、お客さまからも多くご質問いただくので、こちらの動画でわかりやすく解説しています。

まとめ

小指の痛み解消、内反小趾防止の原因と対策をご紹介しました。

足のトラブル改善には、靴と歩き方が必須だと改めて感じます。

・横揺れを自覚し、修正する意識を持つこと
・横揺れを止めてくれる靴とインソールをいれること

大きく言えば、この2つの対策で事足りるということです。

体の外側に起きている問題は、外側単体で起きているわけではありません。
体は、必ず、内と外のバランスを取ろうとしているからです。

内側の強化によって、外側の負担を減らすこともできるのです。

内反小趾に目がいきがちですが、その原因にアプローチできるのは、やはり靴と歩き方なのです。

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