納得する靴をつくりあげるのに、3年以上かかりました。
その間、たくさんのお客さまから
「歩きやすい靴、まだできないんですかー?」
という嬉しいお問い合わせをいただいてまいりました。
本当にお待たせして申し訳ありませんでした!
ようやくオリジナルパンプスがリリースしましたので、ぜひご覧ください!
目次
歩きやすい靴づくりでこだわったこと
靴は108のパーツでできている
こんなに時間がかかってしまった理由・・・
それは、完全に私の知識不足です、すみません。
私は靴業界にはいるまで、まったくの異業種で働いていました。
最初は靴づくりへの想いだけで、全く知識が追いつかなかったのです。
煩悩の数108つと同じだけあると言われている、靴のパーツです。
ヒール・ソール・中底・カウンターなどなど・・・
その1つ1つの役割を勉強し、品質の良し悪しを判断できる知識が必要でした。
さらに革の知識、構造の知識、型紙の知識、木型の知識・・・
わからないことがあれば、その道の専門家に教えを請いながら、とにかく、3歩進んで2歩下がるような状態の中、走ってきた気がします。
あ、でも、得た知識を基に、新たにつくったシューパーツもありますよ!
歩行矯正できるインソールも開発しましたよ!
もちろんオリジナルパンプスに、セットして歩いていただきます。
ようやく開発出来るレベルまで来れたか、とひとり悦に入っております(笑)
最近は、デザインも勉強して、企画に活かせていますね。
ありがたいことに、靴メーカーとしての強みが強化されました。
浅草の靴職人さんの手釣り靴
あとは、やっぱり
最高の靴職人さんに靴をつくって欲しかったから!
という理由もありますね~
腕のいい職人さんを獲得するのにも、時間がかかりました。
靴はやっぱり「浅草」でございます。
神戸のシステマティックな靴生産体制は見事ですが、やっぱり合皮靴の街。
浅草職人の本革の扱いのレベルはさすが!と感じます。
パンプスは自分で試して木型を改善
木型を削り始めてからは、 「女であること」 が活きる工程に来た!と実感しました。
靴業界は、完全に男社会です。でも、
おじさんたちはいくら知識があっても、パンプス履いたことないじゃーん
と、腹の中で思ってます。
あ、口にも出てしまってるかも(笑)
ちなみにうちの木型はレギュラーを24.5㎝のAAワイズに設定しています。
私の足でテストして、改善したいと思ったからです。
そして、この木型にはかなりのノウハウを詰め込んでいます^^
靴づくりにおける木型のあり方自体が確実に違います。
これ、かなり大事なことだと思います。
木型のこだわりはこちらからどうぞ!
木型をちゃんと削れる職人さんも、減ってきているようです。
この木型は、足が地面に着いていると感じることができます。
これ、実は、当たり前のようでいて、最近は当たり前でなくなってること。
足にとって、脚にとって、体にとって、とてもとても重要ことなのです。
足のゆがみを起こさない、安定した木型、ぜひ体感くださいね。
浅草の職人が創ったAAAAA~EEまでのワイズ展開がある靴は、フットカウンセリングで履き比べていただけます。
違いを感じていただければ、幸いです。
おしゃれな靴のオーダーメイドから体づくりを始めるサロンへ
今は5cmヒールパンプスだけですが、今後いろんなデザインをお届けしたいです。
お客さまたちのご要望にお応えして、いい靴、歩きやすい靴を創る。
そして、お客さまに履いていただいて、またご要望をいただいて・・・
お応えして、いい靴、歩きやすい靴を創る。
こんな感じのよいスパイラルにはまれるといいな、と考えています^^
・レディース専門のおしゃれな靴のオーダーメイド店
・靴メーカー発のオーダーメイド店
・足をきちんと見てくれる信頼できるオーダーメイド店
そんな風に、認知されると嬉しいですね!
いずれは、足から体、体から心と、広げていくのが望みです。
そして、小さいながらもアンド・ステディが1つのシューズブランドになっていくことを夢見ております。
応援していただけると幸いです。
追記:2018年3月
2013年3月の、まだ靴を販売して間もない頃の記事ですね。懐かしいっ^^
この5年で、靴のデザインはお客さまからの応募形式になりました。
ローファーやバレエシューズ、レースアップ、ショーティなど、合計16デザイン。
7cmヒールを別にカウントすれば、24デザインまで増えてきました!
体づくりの基礎となるスニーカーまで作ってしまいましたからね汗