
もしあなたが足のトラブルで悩みなら、外反母趾の恐ろしさを知っているでしょう。
外反母趾とは親指の関節が外側にくの字に曲がってしまう状態のこと。
悪化するにつれて痛みが強くなる。
だから、歩行が困難になる。
聞くだけで痛そう、健康にも悪そう。
絶対になりたくない病気の1つです。
ところが、すでに成人男女の30%が外反母趾という統計も。
今回はそんな私たちの身近な病気外反母趾にならない予防法を紹介していきます。
外反母趾の怖さ
外反母趾は治らない病気ではないものの、なってしまうと日常生活に支障をきたすレベルで痛みが強く、重症化すると歩行が困難になります。
眠っていても痛みを感じる方もいらっしゃいます。
そして外反母趾の方は、ほぼ100%が偏平足などのアーチ不足。
二足歩行の人間にとっては、絶対必要なのが足裏アーチ。
これがうまく機能しないと、少し歩いただけでも疲れやすくなります。
さらに外反母趾の痛みをかばいながら歩くと、、、
正しい歩き方が出来なくなって、、
外反母趾がより悪化してしまう悪循環に陥ってしまいます。
本当に負のスパイラルにはまっていきやすいのが、外反母趾です。
世間では「外反母趾は女性のハイヒールが原因」と言われます。
でも、それ、間違いですよ。
ハイヒールは、原因の1つにすぎません。
なぜなら、男性にも、小学生のお子さまにも、外反母趾の患者はいるからです。
ただ女性は子供を産む機能を備えた体ですから、男性に比べて関節も靱帯も柔らかい。
だから、外反母趾にはなりやすいのは、事実。
でも、ハイヒールだけが原因、ということではないのです。
それでは、実際どうして外反母趾になってしまうのか?
どうしたら外反母趾を予防できるのか?
見ていきましょう。
外反母趾を予防するために重要なたった1つの生活習慣
外反母趾にならないために気を付けるべき生活習慣は、ただ1つ。
自分に合った靴を履く事です。
つまり先程のハイヒールの例で言えば、「足に合わないハイヒール」を履いている事が原因なのであって、足に合ったものであれば問題はないわけです。
健康な人間なら、必ず歩くものですから。
外反母趾の原因は、間違った歩き方、これに尽きます。
足に合わない靴の問題は、正しく歩かせてくれないことです。
- 💬自分の足に合わない靴を履き続け、
- 💬正しくない歩き方をしていたら、
- 💬いつのまにか外反母趾になっていた
これこそが、事実なのです。
ジワジワ進むので、知らず知らず悪化していくのが外反母趾の怖いところ。
こんな人は外反母趾予備軍
ちなみに自分が外反母趾予備軍かどうかは、簡単にセルフチェックする事が出来ます。
あなたの足を見てみてください。ポイントは、2つ。
1.足裏にアーチがない(偏平足、開張足など)
2.浮き指になっている
外反母趾の人は、100%、この状況があります。
つまりこの状況なら、外反母趾にいたるステップに乗っているということ。
足に合わない靴を履いて、正しく歩かないと、アーチ低下や浮き指になります。
そして、それが進むと、外反母趾になっていくのです。
早くこの人体の仕組みを理解して、早くこの階段から降りることがすなわち、
外反母趾予防になる
ということなのです。
まとめ
あなたの外反母趾は大丈夫ですか?
お子さんやパートナーさんも大丈夫でしょうか?
外反母趾予備軍ではありませんか?
外反母趾を作るのはハイヒールではなく、誤った靴選びが招く、間違った歩き方。
これは女性だけでなく、男性も、お子さまにも起こりうる問題なのです。
外反母趾になりたくないなら、まず靴を見直しましょう。
そして、歩き方もチェックしましょう。
日々5,000歩、6,000歩となると、その影響はボディブローのように効いてきます。
それが、歩行の怖さ。
人生100年時代、自分の足で歩き続けるために。