こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。
最近特に、同業のサロン仲間からいろいろとご相談をいただくことが増えています。
やはり私は「靴屋さん」のイメージのようで、 靴まわりのお話が多いです。
などなど、、、
細かく伝えたいことは限りなくあります。
でも、理屈は理屈でしかありません。
やはり現物の靴を見ながら、具体的なお話をするのがベストかなと思っています。
さて、長らく続いてきた良い靴の条件シリーズ全4回。
今回でいったん終了、最終回となります。
良い靴の条件4 足の前すべりを防ぐ素材の中敷を使うこと
外反母趾や内反小趾、ハンマートゥ、足裏タコ、足指の痛みなどの足トラブル。
どうすれば靴トラブルを防げるか
を考えた時に、2:8の法則で考えると、 この「8」は間違えなく、
靴の中で足が滑ることを止める
といえるでしょう。
前滑りさえ予防できれば、足トラブルの8割は解消できるとみていいと思います。
特に、パンプスの場合は効果テキメンです。
もちろん、ほかにも色々な要素があります。
「靴のサイズが合っているのか?」
「靴のワイズが合っているのか?」
「足の形とトゥの相性は大丈夫か?」
それでもそんなことはすっ飛ばして、 足が滑らない素材を使用することが一番の近道だとお話することが多いです。
最近の中敷はツルツルしてて、 ストッキングを履いたら、もう、
前に向かってスルスル~ッと滑ってしまう
ことが多いです。
そして、つま先の一番細いところ(捨て寸)に、足指が押し込まれます。
いわゆる、前すべり、ですね。
パンプスを履くといつもつま先がきついという方、きっとこれです。
足指もきっと痛いですし、踵もパカパカすることでしょう。
靴の中で足が滑るということは、足指トラブルに直結します。
パンプスを履く方にとっては、深刻な問題です。
これが中敷を変えるだけで、踵の収まりも変わり、安定感がよくなります。
パンプスの中でも、足が動きにくくなりますね。
これまでは、馬の革が一番いいと言われて来ました。
でも、やはりかなり高価ですので、使える靴メーカーは限られるのが現実。
そこで探しに探して、当店では人工素材で中敷を作りました。
通気性があって、ザラザラの表面加工仕様。
靴の中で足が全然動かない!前に滑らない!素材です^^
現時点の人工素材の中では「ベスト」だと考えています。
実はこれ、昔、市販されていたのですが、一度生産中止になってしまった商品。
この素材の良さが、まだまだ一般的には理解されていなかったのでしょうね。
でも、使いたいので、素材だけ取り寄せて当社ファクトリーで生産再開しました。
サロン仲間の皆さんにも、口コミで広がりつつあります。
そしてアンド・ステディのお客さまも、この中敷をお求めになります。
足の左右差を埋めるために使ったり、
ちょっと靴がゆるくなった調整に使ったり、
ヒールの高い靴に敷いたり
と、いろいろな使い方をされています。
もちろん、パンプスにも効きます^^
この中敷の下に、インソールをセットすることもできます。
靴の中で足を前滑りさせず、とにかくピタッ!と止めてくれる中敷です。
何と言うか、点ではなく、面で足を捉えてくれる感覚ですね。
パンプスから足を守ってくれる中敷、と言ってもいいかもしれません。
靴の中で、無駄な動きができなくなりますから。
そして、こちらは多く寄せられたご相談です。
パンプスに限らず、靴全般のお話です。
「もう靴を買っちゃったんですが、これからでも靴の前すべり対策できますか?」
できますよ!
中敷を自分で張り替えるのはハードルが高いなら、別の方法で対策ができます。
これがとっても優秀です。
前に置くものや、土踏まずに添わせるもの、踵にいれるもの、たくさんの種類がありますが、100円なのでいろいろ買ってみてカスタマイズし、自分の足で試すのがおすすめ。
いくらお店で調整しても、感覚の共有は難しいですから、ご自身の感覚を研ぎ澄ませることが重要です。
これ!というポイントが見つかれば、その感覚を信じましょう。
具体的な使い方を動画で解説していますので、ぜひご覧ください。
意外とできていない、この対策。
当たり前すぎて、皆さんスルーしているかもしれません^^
でも、声を大にして重ねて申し上げます。
「靴の紐は、履くたび、脱ぐたび、締め直してください」
当店のリピーターさんたちはほぼ行っている所作ですが、初回のお客さまたちはできている方が50%いるかいないか、というところでしょうか。
スニーカーやレースアップについている紐は、飾りではありません。
足と靴をフィットさせるための調整機能です。
だから靴紐をしっかり締め直すだけで、靴の中で足が滑ることを防げます。
盲点になっているかもしれませんので、ぜひ今一度振り返ってくださいね。
良い靴の条件シリーズのお話から、靴の前すべり防止にフォーカスしてお伝えしました。
前すべりさせない素材の中敷であればベストですが、お手元の靴をどうにかしたいというのがリアルなご要望と思います。
中敷なら、面で足を捉えるから効果は断トツですが、中敷交換する技術が必要。
インソールなら、中敷に置くだけで簡単ですが、パーツの組み合わせは自分で判断しなくてはいけない。
靴紐なら、すぐに紐を締め直すだけで効果がでますが、そもそも紐靴のデザインの靴なのか?という前提が必要。
これがメリット・デメリットになります。
やっぱり、靴の購入前に中敷をチェックしておくのが一番楽だと思います。
もちろんアンド・ステディの靴には、前すべり防止の中敷を使用しています。
もし対策をしても前すべりが止まらないようなら、あなたの足と靴の相性をきちんとチェックするのが近道ですから、一度足の計測をすることをおすすめします。
こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイド…
こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイド…
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