引き続き、足に良い靴の条件をお話していきます。
良い靴の条件2 歩きやすいヒールの高さは3~5㎝
良い靴の条件4 足の前すべりを防ぐ素材の中敷を使うこと
目次
歩きやすい靴にはヒールの高さも重要
*左2足は7cmヒール、右の2足が5cmヒール
女性にとって歩きやすいヒールの高さ
女性限定となりますが、
歩きやすいヒールの高さは3~5cm
かな、と思います。
人によって、「3cmヒールだ」「いや、5cmヒールだ」と意見の分かれるところです。
実際には、ほとんど足裏への影響は変わりません。
ヒール高と体重分散の比率比較データでは、
前足部にかかる体重 5 : 後足部にかかる体重 5
となるのは、3~5㎝のヒール高 という学会の資料もあります。
これが8センチヒールだと、前8:後2のような割合になって行きます。
3~5㎝のヒール高は、
・とても足裏への荷重バランスがよいから
・適度な前進力が加わるため
筋力の少ない女性にとっては、もってこいの高さと言えるのです。
ぺたんこ靴よりも、ある程度ヒールがあったほうが歩きやすい
のが、本当の体感でしょう。
格段に、脚を前に振りやすくなるはずです。
ぺたんこ靴の落とし穴
実は、ぺたんこ靴を履きこなすためには、
・男性並みの筋力
・自力でまっすぐ立てる骨格
が必要。
自分の筋力だけで歩かなくてはいけない
というのは、実はとても疲れることなのです。
アスファルトを歩く現代人は、靴にサポートしてもらうのがベター。
ぺたんこ靴はモデルさんが流行らせましたよね。
モデルさんたちの筋力は相当、男性並と言っていいでしょう。
ぺたんこ靴は、普通の女性にはちょっと酷な履物と言えます。
履く時は、是非その認識を持ってくださいね。
実は靴が招いている!?足トラブル
話は変わるようですが、、、
女性の足のトラブルは、 靴が誘発しているケースがとても多くあります。
特にハイヒール。
だいたい7cm以上のヒールでしょうか。
長時間つま先立ちに近い状態が、体に良いはずありません。
でも、ハイヒールを履いてはいけません、なんて言うつもり、全くありません。
だって、ハイヒール、私も履きたいですから。
実際、私も履いていますし^^
ただ、ハイヒールは体にとって不自然な状態であること。
だから、長時間歩くための靴ではないこと。
ここを理解して、日々のフットケアをしてあげることが大切なのです。
ヒールの高いパンプスを履きたい女性へ提案
ヒールが高い靴を履きたい女性には、いろいろな提案をさせていただきます。
例えば、背が低いから、高いヒールが履きたいという方。
ストーム付きのパンプスはいかがですか?
つま先側をストームで2cm持ち上げる仕様のパンプスです。
足の勾配は低いまま。
7cmヒールでも、2cmストームがつけば、5cmヒールと変わりません。
例えば、パーティではハイヒールを履きたいという方。
現地まで普通の靴で移動できませんか?
現地でハイヒールに履きかえるのです。
もともとハイヒールは、パーティで優雅に歩くためにつくられた靴。
ハイヒールで、コンクリートの道をガンガン歩くのは無理があるのです。
これはイタリアの医学界でも提案されているものです。
歩きやすいヒールの高さのパンプスを選ぶと健康に生きられる
こうしたちょっとした意識や工夫が、体の健康を左右します。
今はまだ若いからいいでしょう。
でも20年後、30年後、自分の足で歩くための対策となります。
歩けなくなったら、人間、ボケる確率が格段に高まりますから。
靴選びも、フットケアの一環。
歩くことも、フットケアの一環。
もっと言えば、歩くことは、ボディケアそのもの。
何ごとも予防が大切です。
無理なく、無駄なく、今できることから、習慣にしてしまいましょう。