こんにちは。歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。
新型コロナウイルス感染拡大による自粛で、ステイホーム。
空いた時間でおうちの中の断捨離を決行したという方が多いそうです。
まだ使えるものを売りに出したという方もいれば、売りに出されているものを購入したという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これは紐解けば、リボーン、リメイク、アップサイクルですね。
もともと最近のトレンドになっていましたが、新型コロナウイルスによってその傾向が強くなったといえるでしょう。
その中でも特に注目を集めているのが、着物や帯のリメイクです。
2020年9月21日に放送されたカンテレ系「所JAPAN」でも、当店のスニーカーをはじめとする着物リメイクが取り上げられていました!
一昔前は、嫁入り道具のひとつでしたからとてもポピュラーなものですね。
成人式の振袖は、お祖母さまから贈られたという方も多いのではないでしょうか。
一方、伝統工芸品、伝統衣装という顔も持っているのが、着物、帯。
そして残念ながら、着る機会が本当に少ないのが現状です。
大切な想い出の詰まった着物であればあるほど、身近に置ける何かにアップサイクルできることは、心落ち着くのではないでしょうか。
アンド・ステディでは、お預かりした着物や帯を、スニーカーにお仕立てしています。
目次
今の時代だからこそリボーン、リメイク、アップサイクルがトレンドに
リボーン、リメイク、アップサイクルがトレンドになってから久しいですが、今後このトレンドが衰えることはしばらくないでしょう。
それは、時代に即しているからです。
近年、長らく続いた大量生産大量消費時代に終わりをつげたと言えるでしょう。
そして、SDGsが当たり前、パーソナル〇〇が当たり前の時代に突入しました。
だから、多くの方がリボーン、リメイク、アップサイクルに興味を持っています。
リメイクは、選択肢がとても多くなりますよね。
今の世の中はものに溢れていますし、何かがほしいと思ったときにその選択肢は膨大ですが、それでいて、そのほとんどが量産型のもので、品はよいものではなく、個性を出すのは難しい。
本当の意味での選択肢は多くはないということでしょう。
それが極まり、本当に良いもの、個性を求める方が増えました。
昔の素材は、ちゃんと本来の製法で作られていますから、しっかりしています。
モノが違う
実際に触るとよくわかります^^
昔の人は本物しか知りませんから、すぐにわかります。
さらに直感的にわかる若い子も増えて、リメイクに注目が集まったのでしょう。
重ねて、将来の子どもたちに素晴らしい環境を残したいという方も増えてきました。
着物や帯をリメイクできるアイテムと注意点
そんな要注目!のリメイクマーケットの中でも特に目立っているのが、着物・帯のリメイク。
京友禅や大島紬などをはじめとした着物や帯は、超高級な伝統工芸品でもあります。
柄行やデザインが気に入っているという理由だけでなく、形見だからこそ常に身につけられるものにリメイクしたいという方も多くいらっしゃいます。
着物や帯は、想像以上にいろいろなものにリメイクすることができます。
代表的なものとしては
・お洋服
・バッグ
・日傘
などが挙げられます。
ただ、これらのリメイクに関しては注意しておきたいことがいくつかあります。
例えば、着物は反物ですから、幅は40cm未満。
お洋服の生地の幅は90cm前後。
この和洋の寸法の違いを調整することが、洋服職人の技。
綺麗なシルエットづくりが、腕の見せ所になるでしょう。
そして、帯は結構な重さがあることが、注意点。
帯をリメイクしたものを身につけると、その重さが体の負担になることもあるのです。
このように考えていくと、着物や帯のリメイクにおいては、その魅力的な柄を活かしつつ、重厚感ある素材に負けないようなアイテムが最適と言えます。
着物や帯はスニーカーリメイクが最適
そこでおすすめなのが、普段使いができるスニーカーです。
スニーカーへのリメイクであれば着物や帯の美しい柄行も見えますし、足に合う靴は重いほうが振り子になってくれて歩きやすいのでちょうどいいのです。
和柄は映えるし、重めの素材感も体の土台を彩るにはぴったりということ。
もちろんパンプスでも素敵ですが、素材の面積が大きい方が映えますよね^^
日本人にとっては日本の伝統ですから、懐かしい感じがするかもしれません。
一方、COOL!な靴として海外からのオーダーも多く、シアトルには着物スニーカーの代理店があります。
こちらは当社で着物と帯を見繕ってお仕立てした商品になりますが、着物スニーカーという1つのサスティナブルなフォーマットが評価されているのです。
あなたの大切な着物や帯をお預かりして、パーソナルなスニーカーにお仕立てしますのでお気軽にご相談ください。
譲り受けた着物を大切な人たちと分かち合う
着物リメイク、帯リメイクで多くご相談いただくのは、
「大切な着物や帯の形見分けはどうすればいいか?」
というもの。
ご遺族の人数分の形見がある方は、なかなかいらっしゃいませんよね。
自分一人が譲り受けて着てしまってもいいのか、とお悩みの方も多いのです。
お持込いただければ、反物に戻して、スニーカーにお仕立てできます。
柄行にもよりますが、1枚しかない着物でも、スニーカーに仕立てることで複数人での形見分けが可能になります。
小紋のように全面柄のお着物なら10足以上、帯でも5~6足のスニーカーがお仕立て可能です。
また、アンド・ステディのサロンのフットカウンセリングを受けていただくことで、よりお足にピッタリのスニーカーをお仕立てすることも可能です。
受け継がれた大切な着物や帯を現代に甦らせる、リボーンスニーカー。
魅力的な柄を活かせる、重厚感ある素材に負けない、そばに置いておける最適なアイテムです。
譲り受けた品を皆で分かち合い、気軽に使えるスニーカーに形を変え、常にその存在を感じられることは、形見分けとしてとても意義のあることでしょう。
まとめ
リボーン、リメイク、アップサイクルのトレンドは今後も続いていくことでしょう。
その中でも一大トレンドとなっている、着物と帯のリメイク。
こちらも、ますます発展していくことでしょう。
普段使いできるアイテム
せっかく甦らせるなら、ここにポイントを置きたいですね。
想いを繋いだ、上質で、個性的な、世界に1つしかない、パーソナルなリボーンスニーカーは心落ち着くアイテムとなってくれることでしょう。
皆さまからいただくご質問やこのスニーカーが出来上がった背景などは、こちらのページでご紹介しています。
オーダーの流れ
1.メールでお問い合わせください
スニーカーのオーダーは、まずはメールでご相談ください。
(「商品に関するお問い合わせ」をご選択ください)
・着物か帯か
・着物の種類・柄行
・作りたい足数
・フットカウンセリング希望の有無
などをお知らせいただきますとともに、ご不明な点につきましてご相談ください。
ご希望によって、ファクトリーに直送いただくかサロンに持込ご来店いただくか、決定します。
2.ファクトリーに直送 or サロンにご来店
遠方のお客さまは、直送いただいた上で、お電話かZOOMでお打ち合わせという流れが多いです。
また、より足に合うスニーカーのお仕立てを希望される方は、サロンご来店時にフットカウンセリングを受けていただきます。
柄行やお仕立てする足数、納期等打ち合わせさせていただきましたら、お支払をいただきます。
サロンでしたらクレジットカードか現金、ファクトリー直送でしたらオンラインからのクレジットカードかお振込となります。
3.ファクトリーにてお仕立て
ほどきやプレス、裏貼りを施し、スニーカーにしても大丈夫な強度を足します。
約2ヶ月ほどお時間をいただき、ご希望足数のお仕立てを進めます。
4.ご自宅にお届け
スニーカーが完成しましたら、ご自宅にお届けします。
価格
着物・帯カスタムスニーカー
スニーカー本体 48,000円
着物・帯リボーン料 15,000円(ほどき・プレス・裏貼り・送料込)
フットカウンセリング 9,000円(ご希望の方のみ)
リボーン料は着物1枚、帯1本当たりの価格です。
何足かお仕立ていただければ、1足当たりの価格は割安になっていきます。
柄ゆきによって作れる足数は異なりますので、ご相談の上、進めさせていただきます。
ご不明点がありましたら、こちらのメールに直接お問い合わせください。
nfo@andsteady.com