お客さまからいただくお悩みメール、とても増えています。
「いつもパンプスが脱げるのです。靴かかとは小さいですか?」
「アンド・ステディは、細いかかとになにか対策をしていますか?」
「幅広の足なのに、踵だけ細いのです。どう靴選びしたらいいですか?」
そんな内容が、とてもとても多いです。
目次
かかとの小さい靴ですか?踵が細いので靴が脱げるのです
かかと脱げについては、正直、靴単体だけのお話ではありません。
お足あっての、歩き方あっての。
いろいろな前提条件が揃った上での、靴選び。
そう心得て、お読みいただくと幸いです。
踵が脱げる原因、本当に「かかとが小さいから」ですか?
靴選びは、本当に難しいですから、
・サイズの選び方を間違えている
・ワイズが緩くて前にすべっている
などの可能性も多分にあるということ。
ヒールの高いパンプスを履く方は、前すべりを起こしていませんか?
あなたは、本当は細足さんではないでしょうか?
当店にお越しのお客さま、8割はA以下のワイズの細さです。
自覚のある、なしは別です。
細足さんだから、足が前にすべって、踵が脱げてしまう。
ワイズが緩いから、靴が足を止めてくれないということです。
そして、足のサイズよりも大きな靴を履いている方が、8割を超えます。
あなたの靴のサイズは、本当に合っていますか?
その靴の脱げる原因は、本当にかかとの小ささですか?
他店で「踵が細い」と言われた方が、実はそうでもない、ということもあります。
かかと脱げの原因をすり替えられている、と感じることもしばしばです。
「ワイズが小さい、細靴を、靴小売店が用意できないだけ」
そんな可能性も十二分にあるのです。
ぜひ一度、一歩引いて、考えていただければと思います。
原因によって、当然打つ手も変わってきます。
今回の記事の解説を動画でアップしています。
かかとはインソール調整が難しい。だから、靴選びがより重要
もし合う靴を購入したとして、前すべりの防止は対応することができます。
東急ハンズなどで販売されているクッション材で、前後2ワイズほどはいけます。
ただ、踵の大きさは、なかなか調整がしきれません。
・ワイズは調整ができる
・踵は調整が難しい
だから、最初の靴選びがとても、とても重要なステップになるのです。
本当にかかとが小さい方たちへ
靴選びに課題があるとしても、お客さまのお足を拝見していると、
足の骨格が細い方が増えてきている(特にかかと)
のは事実だなと感じます。
4,000名以上のお足を拝見する中で、かかと幅の平均値・目安も出しました。
クリアできる方は、ほとんどいらっしゃらないのが現状です。
「靴擦れを起こしたことなんて、1度もない」という方もいらっしゃいます。
でもそれは、決していいことではありません。
靴が踵をホールドしてくれたことがない、とも言い換えられるからです。
きちんと作られた革靴は、慣らし履きをしなければ、靴擦れが起きて当然。
それくらい、かかとは硬いものなのです。
アンド・ステディの木型はかかとが小さい
当店の木型は、細身の骨格に合わせ、かなり踵を絞って削っています。
B以下はすべて「踵小」木型でご用意しています。
普通なら踵1:ワイズ1の比率が、踵小木型は0.7:1くらいでしょうか。
それでも緩いという方には、細い木型をベースにワイズに補正をいれます。
踵が小さいけど、ワイズは幅広、という方も、この対策が効きます。
これは、幅はりという木型を補整する技術です。
技術のベースはあります。
だからこそ、最後はやはり、あなたの足もとの状況を見極めることが大事なのです。
いろいろな要素が絡んでくるのが、靴、なのです。
最近、アンド・ステディは、踵の小さい靴のブランドと認識いただいているようで、とてもありがたいことです^^
靴が脱げる原因を分析し、かかとの小さい靴を体感しましょう
あなたのかかとは、本当に小さいのでしょうか?
あなたのワイズは、本当に幅広なのでしょうか?
あなたの靴選び、あなたの歩き方、本当に合っていますか?
予想されることを洗い出して、足もとをトータルで見ていく必要があります。
そして、まずは踵の小さい靴を、たくさん履いてみること。
この靴、かかとが小さい!という体感を得ていただくことが大事。
フットカウンセリングでご自身のお足を理解いただきながら、かかとの小さい木型でつくったパンプスをぜひ体感ください。
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