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外反母趾の痛みは幅広靴の履き替えで改善・予防にもなります

こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。

「ひどい外反母趾だから、どんな靴を履いても、痛くて痛くて・・・
 いつも足が痛いから、歩くことも苦痛です。」

パンプスマストの職場で働くEさまからのご相談です。

フットカウンセリングでわかった現状

足、靴、歩き方のチェックから、フットカウンセリングは始めます。

はっきりと「く」の字に曲がった親指の外反母趾。
足裏には母趾球にうっすらとしたタコ、中ほどに魚の目。
足指は若干のハンマートゥ、小指の爪がないという状態。

さらに、外反母趾を促進させる歩き方のクセが、、、

まるで、足トラブルのデパートです。

そして、靴は靴の両脇に隙間が見えるほど、ブカブカ。
サイズは大きく、ワイズEEEと、大きい幅広靴を履いていました。

「自分の足は甲高幅広。そう思って、30数年生きてきました。」

ここに外反母趾の原因がある、と見ました。

外反母趾とは、足の親指のつけ根が、くの字型に曲がっている状態です。

「く」のとんがった部分は、骨ではありません。
骨と骨を繋ぐ関節です。

出っ張った関節が、常に靴にぶつけられることになります。

それはもう、想像するだけで痛い、痛い。
とてもツライ状態です。

「ハイヒール、よく履きますか?」
「はい。仕事柄ヒールがないとダメなので、いつも7センチくらいです。」
「ちょっとガニまたっぽいって言われませんか?」
「そうなんです!がに股って言われます!それもなんか関係あるんですか?」?

おおありです!

ひとつひとつご説明し、改善策をお伝すると、やっとほっとした表情になりました。

Eさんの外反母趾は、安定しない靴と歩き方が引き起こしたもの。

原因さえはっきりわかれば、改善策も見えてくるのです。

外反母趾の原因と足・靴・歩き方の対策

まず、外反母趾用のテーピングを行います。

「外反母趾が痛くない!」

即効性があるのが、テーピングの良い点です。

この時点で、外反母趾の曲がりが少し緩くなりました。

さらに、ウォーキングレッスンで正しい歩き方を身につけていただきます。
膝下だけで歩くペタペタ歩きを、まず自覚いただきました。

歩行の改善は、ここからが勝負です。

そして、靴を履き替えていただきます。

パンプスマストのお仕事のため、5cmヒールパンプスのオーダーメイド。
そして、スニーカーを購入、インソールをセットしました。

その場で、通勤はスニーカーでしっかり歩くことを決断されました。

テーピングもサポーター機能がありますが、靴の方がその機能は高いです。

最後に、おうちでのセルフケアもお伝えしました。

まずは痛みを抑えること、そして、進行を防ぐこと。

外反母趾で痛みが出てきてしまったら、まず靴の見直しからはじめましょう。
靴の履き替えが外反母趾の治療となり、予防となるのです。

3EとかFとか、幅が広いだけの靴は、絶対にNGですよ。
広がってるのはワイズだけで、かかとの方は細いままだからです。

もともと細い足だったのに、幅広靴を履いて、外反母趾になってしまった
という方が多い、ということです。

踵が細い木型に、外反母趾部分だけ幅はりという肉付けをするのが正解。

これこそ、外反母趾用の靴です。

覚えておいてください。

幅広靴は、外反母趾をさらに進行させてしまう靴です。

お客さまのご感想

オーダーメイドされたパンプスのフィッティングで、1ヶ月後ご来店。

こんなご感想をいただきました。

「外反母趾が、嘘のように痛くなくなりました。
 テーピングをすると、体が安定することもわかりました。

 スニーカーは、最初あれだけきつかったのに、今は心地いいです。
 会社でも脱ぎたくないくらい、履きやすいです。」

テーピング、スニーカーウォーキング、しっかり続けていただいたようです。

ありがとうございます。

足の変化が予想されたので、軽く計測してみると・・・

ワイズは5mmも細く、締まっていました!

「やっぱり、、、自分でも、足が細くなったと思ってました。

 これまで履いていた靴はブカブカだし、足が立体的になりましたから。

 歩いても前ほど疲れないです。」

24.0Aベースの外反母趾用木型、1ヶ月前は靴に足を押し込んでいた印象。

でも、今は、するり。
きつすぎず、緩すぎずのフィット感になり、靴の慣らし履きも順調に行きそうです。

パンプスが楽に履ける足に改善しつつありますね。

アンド・ステディからのアドバイス

外反母趾がこわいのは、全身にトラブルが広がる可能性が高いから。

外反母趾は痛いですから、痛みを避けるために変な歩き方のクセがつきます。

歩行軌道は、全身に影響するものです。

全身の骨格が歪み、筋肉がねじれを起こします。

はじめは足、次に膝、股関節、そして腰痛、肩こり。
ひどい場合は、頭痛までいたります。

もちろん、下半身太りの原因にもなりえます。

だからこそ、歩行の修正・矯正が必要なのです。

10年後、20年後も歩けるように、 早いうちから、自分の足の状態を把握し、足を悪くする原因を排除していくことが大切です。

まずは、フットカウンセリングで足を計測して、外反母趾の原因を特定することから始めましょう。

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