こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。
こんなお悩み、ありませんか?
「歩くと、足の裏が痛くなる」
「パンプスを履くと、必ず足裏にピリッとした痛みがでる」
「朝起きると、いつも足の裏が痛い」
慣れない高いヒールを履いたり、長時間立ったり歩いた際の足裏の痛みやだるさに悩む方も多いのではないでしょうか。
ただ足が疲れただけと思うかもしれませんが、放っておくと外反母趾などより深刻なトラブルに繋がる可能性も高いです。
今回は特に足裏の痛みを感じる機会が多いであろう女性必見、足裏の痛みの特徴とその治し方をお伝えします。
目次
足裏が痛いときに考えられる原因
わかりやすく、この4つに分類してお話を進めていきます。
扁平足
土踏まずが痛い。
足底筋膜炎・足底腱膜炎
土踏まずから踵にかけてが痛い。
中足骨骨頭痛
足指の付け根がジンジンと痛い。
モートン病
3指と4指の付け根の間がピリッと痛い。
扁平足
偏平足とは
本来、足裏には3つのアーチがあり、衝撃吸収や強度を保つ役割をしています。
中でも、内アーチである土踏まずが落ちた状態を偏平足と呼びます。
本来地面から浮いているはずの土踏まずが地に着くわけですから、土踏まずが痛くなり、健康な人に比べ足全体に痛みや疲れを感じやすくなるのが特徴です。
悪化すると足だけでなく、腰痛や膝痛などをも引き起こす厄介な足トラブルです。
でも、無自覚なまま悪化する事も多いため、違和感を感じたらすぐに専門家に相談しましょう。
偏平足の改善方法
足裏のアーチは、筋肉です。
その筋肉の減少によって、足裏の荷重バランスが崩れたことが痛みの原因ですから、足裏に筋肉をつけることが最短の道です。
足指や足裏を鍛えることを心がけましょう。
足底筋膜炎・足底腱膜炎
足底筋膜炎・足底腱膜炎とは
長時間の立ち仕事や激しいスポーツが原因で起こりやすいトラブルです。
朝起きて一歩目を踏み出した際に土踏まず~かかとに痛みを感じるのが特徴です。
ヒール靴を履くことで足裏が緊張し、起こることもよくあります。
歩いていると痛みは緩和されていきますが、しばらくするとまた痛み出すので、そうした時は無理せず歩かないようにしましょう。
足底筋膜炎・足底腱膜炎の改善方法
アキレス腱を温め、緩めることです。
アキレス腱が冷えて、硬くなり、縮まってしまうと踵の骨が上に引っ張られます。
それが、踵~足裏の痛みに繋がるのです。
特に冬の寒い日は足も冷えやすいので、足湯や足裏カイロなどでアキレス腱を温め血行を良くする事が症状の改善に導きます。
一時的に歩行量を減らすなど、足裏の負担を減らしてあげることも有効です。
もちろんヒール靴を履くなら、3cm程度までの高さに押さえてください。
ヒールも太いものをチョイスするようにしてください。
中足骨骨頭痛
中足骨骨頭痛とは
中足骨骨頭痛の症状は分かりやすく、足の人差し指~中指の付け根当たりにじんじんした痛みがあればこのトラブルの可能性があります。
まるで靴の中に小石が入ってしまっているかのようなちくちくする痛み、悪化するとしびれと痛みが同時にくることもあります。
足裏への荷重バランスの崩れが原因になることが多いです。
要因として多いのは、ハイヒール。
踵とつま先側の体重分散が極端に崩れることで、横アーチが低下し、中足骨骨頭痛を招きます。
ヒール靴すべてが悪なのではなく、高すぎるヒール、細すぎるヒールが、中足骨骨頭への荷重を集中させ、痛みを招いているのです。
中足骨骨頭痛の改善方法
まずは、テーピングで横アーチを補強しましょう。
足裏の負担が低減し、痛みが徐々に軽減されます。
しかしそれだけではまた痛みが再発しやすいため、根本的に解決するためにも、足裏の荷重バランスを整え、正しい歩き方を身に着ける事が必要になります。
こちらもヒールは3cm以内、太めをマストでお願いします。
モートン病
モートン病とは
中足骨骨頭痛と症状は非常に似ており、歩いたり走ったりすると中指と薬指の間に痛みが走ります。
一種の神経痛で、悪化することでじっとしている時も指に痛みが走ります。
モートン病の改善方法
モートン病は悪化しないよう、早めに病院で診察を受けたほうがよいでしょう。
圧倒的に女性が多いトラブルで、原因はハイヒールといわれています。
痛みを感じたら無理せず、まずは低いヒールの靴に履き替えましょう。
自分の足に合う靴を履こう
いかがでしたでしょうか?
これらの足トラブル、実は、共通してある原因の1つはズバリ「靴」です。
合わない靴を長時間無理に履くことで、足裏に負担がかかり、痛みに変わるのです。
細いヒール、高いヒールの靴なら、なおのことです。
足に合わない緩い靴を、毎日毎日、脱げないように歩いているとしたら?
足に痛みが出ないほうが不思議ではないでしょうか。
実際、靴の履き替えと足のテーピングだけで、足の痛みが収まってしまったお客さまも多くいらっしゃるのです。
毎日履いて使う道具だからこそ慎重に、多少値が張っても自分の足にフィットする靴を選ぶ事が、これらのトラブルを招かない最善策と言えるでしょう。
足裏に痛みを感じたら、まず自分の靴を見直してみること。
フットカウンセリングで原因を突き止め、靴・インソール・テーピングで足の改善を目指し、自然治癒力を発揮できる足もと環境を整えていきましょう。