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サルコペニアを防ぐ正しいウォーキングが人生100年時代の新生活習慣

人生100年時代介護されない体づくりに必要な正しいウォーキングにはオーダーメイド靴サロンのアンド・ステディ

こんにちは。アンド・ステディ小野崎です。

アンド・ステディは、靴のオーダーメイドサロンと思われているかもしれません。

でも、実際は違います。
靴の提供は手段の1つでしかありません。

1番の目的は「快適に」「歩いていただく」こと。

それほど、きちんと歩けていない女性が、この日本には溢れているということです。

もっと言えば、靴を使って足を整え、ひいては体を整えていくことまで目指しています。

これが提供している、くつトレ®=くつを履くだけトレーニング のコンセプトです。

私たちの体は、しっかり歩くことで、体が整っていく仕組になっています。

そこに現代ならではの「足に合う靴を履いて」が難しい作用をしてきます。

だから、ふんわりとした「可愛い靴をオーダーしたい」という方には違和感あるかもしれません。

おしゃれな靴だけ求めるなら、ほかのオーダー靴店でもいいと思います。

やはりアンド・ステディは、女性の心だけでなく、体にもしっかりよい作用する靴の提供をしたいと考えています。

ここまで、歩く、歩く、言うのには理由があります。

すべてを貫くのは、血の巡りをよくすること

人間という二足歩行の動物にとって、対峙し続けてきた問題こそ、この血の巡り。

血の巡りが悪ければ、生き物としての新陳代謝が滞ります。

ですから、あらゆる病気、不定愁訴を招いて当然です。

 冷えは万病のもと

これは言い換えると、

 血の巡りの停滞こそ万病のもと

アンド・ステディは、人生100年時代、健康に、楽しく過ごし続けるためには、正しく歩くということが、必要不可欠だと考えています。

日常生活に歩行習慣がない皆さまに、改めて、歩くことの大切さをお伝えしてまいります。

 

歩くと健康になる

そんなワードをよく聞きませんか?

これは正しいこと。

なぜなら、人間の体は、歩くために組み立てられているからです

立つためでも、座るためでもないのです。
歩き続けることが、人間にとってはデフォルト。

だから、歩かないと、健康は保てないというのが、正しい言い方なのです。

歩かないとあらゆる体の不具合が起こっていきます。
むくみ、冷え、不整脈、心臓病、頭痛 等々、、、

歩かないと、血が巡りません。

「血が巡らない」ことは、「酸素」が全身に行き届かないということです。

酸素がなければ、私たちの細胞は死に至ります。

人間が四つ足から二足歩行に進化したとき、一番の課題こそ、この血の巡りでした。

 つま先まで巡った血を、どうやって上半身に戻すのか?

それを解決するために、人間にしかない2つの機能が進化しました。

 1.3本の足裏アーチ(土踏まずなど)
 2.ふくらはぎ

堅牢な形状にして、地面からの衝撃吸収を効率的に行える足裏アーチ。

第二の心臓として発達したふくらはぎと協業して、下半身の血の巡りを担当してきました。

だから、アーチがなかったり、ふくらはぎを使わなかったり、ということは、つまり、

 二足歩行するには問題あり

ということ。

でも、そうゆう女性がこの日本には、溢れています。

だから、

「少し歩くだけで、足が疲れる」
「いつも足が痛い」
「歩くのが嫌いです」

当然、こうした結果になってしまうのです。

繰り返しますが、人間は歩くことがデフォルトの動物です。

歩くことで健康が成り立つ体の仕組を持っているのです。

それでは、人間は生まれて、いつから歩くようになっていくのか?

いつから重力を受け、足や脚の機能を発揮させていくようになっていくのか?

人間の成長年代別に、靴環境と生活習慣から見ていきたいと思います。

 

生まれたての赤ちゃん

ご存じかもしれませんが、赤ちゃんの足は足裏アーチがない、まったいらの扁平足です。

さらに言えば赤ちゃんの足は、骨ではなく、デリケートな軟骨です。

足に刺激を与えることで、扁平足にアーチが作られ、軟骨が骨化していくのです。

この必要な刺激こそが「歩く」という動作。

足が出来上がった大人とは違う目的で、歩くことが必要なのです。

二足歩行しない赤ちゃんにはアーチは不要ですが、ハイハイはその準備段階。

脊椎の動かし方の体感を得ながら、足指を使って前進する練習をはじめます。

足指を動かすことが、筋肉である足裏アーチを形成していきます。

さらにヨチヨチ歩きを経て、本格的なトコトコ歩きがさらに足裏を刺激します。


ヨチヨチ時代のファーストシューズは、靴下の延長、飾りのようなもの、

でも、ヨチヨチ歩きという「本格歩行」で履く13cm前後のセカンドシューズには絶対の必要条件があります。それは、

 1. 未熟な足をくつがサポートすること
 2. 足ゆびをのびのび動かせること
 3. くつが足ゆびの邪魔をしないこと

そして、大人のようなインソールは不要。
むしろ、邪魔。

とにかく赤ちゃんのデリケートな足をサポートしながらも、靴の中で足指がしっかりと動かされ、足裏アーチを刺激し、育てること。

しっかり足指を使うことができる準備を整えてあげる必要があります。

幼児~成長期が終了するまでの子ども

自分で歩けるようになったら、どんどん歩いてもらいましょう。

足裏の刺激は脳の発達にも寄与するといわれています。

 次に履かせる靴は、どうすればいいか?

それはとても簡単で、赤ちゃんの時と基本、同じです。

足をサポートしつつ、足指を動かせること。

さらに加えるなら、足に合う靴を履かせてあげるということでしょう。

足はどんどん成長し、靴もどんどん大きいものに変えていく必要があります。

ここで、アンド・ステディが見たお子さんの歩行に関する問題点を2つお伝えしておきますね。

 

1.大きすぎる靴を履いている子が多い

わかります。
すぐに大きくなってしまいますものね。

でも、14cmの足に15cmの靴を履かせたら、比率的に23.5cmの足に25cmを履くのと同じです。

まともに歩けると思いますか?

その歩きにくさ、子どもの頃から足の機能を発揮できない恐ろしさをぜひ想像してください。

大きすぎる靴を履いている子は、踏ん張れないから、スポーツも不得意になります。

いらないトラウマを抱える必要はありません。

足の機能発揮を阻害された状態のまま、大人になった足を何人も見てきました。

3ケ月に0.5~1cm大きくなりますから、足指が動くか、チェックしてあげてください。 

 

2.車での送迎をされている子が多い

これは物理的、時間的に仕方がない側面もあります。
保育園、幼稚園に車で送り迎えしないと、生活が成り立たないというのが現実と思います。

ただ、歩かなければ、足が育たないというのも現実です。

歩かなければ、足が骨化するタイミングも、骨が丈夫になるチャンスも失います。

こどもは12歳までくらいは、骨は育つといわれています。
ここを逃すと、骨が発達不良のまま大人になっていきます。

車生活の方は、お子さんを歩かせる時間を意識して確保することが必要でしょう。

子供のうちから「歩くことは当たり前」と生活習慣に浸透させることが、本当に重要だと思います。

ヒールの靴を履き始める大人

ここで、これまでどうゆう歩行教育、靴教育を受けてきたかで、大きな違いがでてきます。

運動はしていたけど、全然歩く習慣がない人。
文化部だったけど、とにかくどこまでも歩いていく人。
パンプスを履いて、歩くのが嫌いな人。

いずれの人にも共通する大きな問題がやはり2つあります。

 

1.大きすぎる靴を履いている

大きいサイズの靴を履いている女性、実に92%(アンド・ステディ調べ)

足の機能を発揮できませんから、確実に、歩行の質は低い状態をキープしています。

来日外国人にとった「日本人女性の受け入れられないところ」アンケート第1位は、姿勢・歩行でした。

その原因の1つは、間違いなくこの大きすぎる靴だと考えています。

若い人に限らず、年を重ねてからも同様です。

大きすぎる靴を脱げないように歩くことで、歩行機能の低下スピードは速まっているだろうと予想します。

せっかくの足指をしっかり使わせない、そんなお年寄り向けの靴も多いです。
これは注意が必要です。

 

2.車生活が基本

車でどこでも行く方は、家から見えるコンビニまでも車で行くことが多いです。

逆に、「なんで歩くの?」と問われたことがあります。

車生活が習慣になっている人たちには、歩かないことのデメリットをちゃんと認識したほうが良いと思います。

血の巡りを阻害し、年々、筋力を落としていくわけですから。

まさに、サルコペニア、さらにはロコモティブシンドローム、退職すればフレイル。

東京の人たちは、本当によく歩きます。

コロナでの在宅で足や体を崩した方も、自覚し、しっかり取り戻されています。

車生活の方たちは、東京に来ると皆さん、「東京は疲れる」とおっしゃいます。
それは、電車の乗換で歩かされるからですね。

それほど、普段、歩かないで生活できるようになっているのです。

地方の人は健脚である

それも、今は昔。
今はまったく逆の現象が起こっていると感じます。

いずれの問題も、子供の頃の問題と丸かぶりします。

子どもの頃から車生活が習慣づいていたら、問題を問題と感じていない危険性がありますね。

だから、子どもの頃からの生活習慣、さらに、赤ちゃん時代にまで遡る必要があると考えているのです。

 
 

歩くことのメリット・デメリット

近年では歩行に関する論文が多数でていて、1日10,000歩、という常識は間違いであると証明されつつあります。

・1日8,000歩、ある論文では4,000歩でよい、10,000歩歩いて疲れたら逆に悪影響
・歩行の「質」と定義されている「速歩」を織り交ぜること

どんどんアップデートして、古い間違った常識を脱ぎ捨てましょう。

この人生100年時代、歩行を軸にした介護されない体づくりが大きなテーマになっている証拠です。

 

歩くことのメリット

ウォーキングのメリットについては、最近、たくさんの医学的治療効果が発表されています。

皆さん、すでに聞いたことがあるものも多いと思いますが、まとめてご紹介しておきますね。

 

歩くと 脳が活性化する。

脳に刺激が与えられ、自律神経が活発になります。

歩くと ポジティブ思考になる。

心と体のバランスが整い、気持ちが安定します。

歩くと よく眠れる。

全身の血液循環が活発になるため、睡眠が深くなります。

歩くと 骨が丈夫になる。

骨に負荷がかかるため、骨が丈夫になります。

歩くと 若返る。

筋肉を鍛えることで、加齢による基礎代謝減少を抑えます。

歩くと 美しくなる。

美人をつくると言われるホルモン、セロトニンが分泌されます。

歩くと 脂肪が燃えやすい体になる。

有酸素運動を継続することで、脂肪が燃焼しやすくなります。

歩くと 心臓病のリスクが低くなる。

有酸素運動を継続することで、心肺機能がアップします。

いつも当たり前のように行っていた「歩く」という行為は、これだけのメリットがあるのです。

こんなにたくさんの効能があるなんて、知っていましたか?

歩くことのデメリット

すべてが上記の逆、となります。

確実に筋力低下、つま先上がらなくなる、骨がもろくなる、認知機能落ちる、などなど・・・

 

下半身の筋力低下と寿命の長さは完全に相関しているという論文もあります

これこそが、サルコペニア防止のためにウォーキングが必要である、とお話している理由です。

10分歩く習慣でサルコペニア対策を

車生活をいきなり捨てましょう、などとは言いません。

ただ、毎日、少しでいいので、速歩を組み入れたウォーキングの習慣を身に着けましょう。

それが、将来の貯金、介護されない体づくりの基礎になります。

10分歩けば1000歩です。

この1000歩が、1年後、5年後、10年後、大きな差となっていきます。

毎日の積み重ねに勝ることはないのです。

60歳を超えた個体差には、ものすごいものがあります。

さらに、これを4クール行えば、4000歩が確保できます。

これは最近「体によい影響が出る」と言われている歩数です。

無理のない範囲で、あなたの日常生活に、ウォーキング習慣を取り入れてしまいましょう。

衰えてから、危機感を持ってから、では遅いです。
元気な今のうちから、です。

安定した足もとを足に合う靴で作って、歩行の質を抜群によくしておくことが、貯金をたくさんするポイントなのです。

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