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ローファー愛用者必見!踵がパカパカする時の効果的な対策

ローファー愛用者必見!踵がパカパカする時の効果的な解決策

こんにちは!
アンド・ステディです。

少しずつ夏の陽気に変化して、かなり日差しも強くなってきましたね。
朝から暑くて、じんわりと汗がにじむことも増えてきました。

こうなってくると、サンダルなどの涼しげな靴のオーダーが増えてきます。

ただ、どうしてもお仕事やフォーマルな場だと、サンダルは難しいですよね。

そんなときに使いやすいのが、ローファー

デザインによってはフォーマルにもカジュアルにも使えて、スッと履きやすい。
学生さんでも、やっぱりローファーが好き、という方も多いですね。

でも、ローファーには悩みやすいポイントがひとつあります。

「歩いていると、踵がパカパカしてしまう」

ローファーは好きだけど、このかかと脱げる問題があるから履けない。
そんなお悩みをよく聞きます。

ローファーの踵が脱げる原因は何か。
パカパカしないようにするにはどうすればいいか。
そして、すぐできる対策方法はあるのか。

今回は、そんなローファーの踵パカパカ問題の対策について、解説していきますね。

ローファーはそのスタイリッシュなデザインと履きやすさから、多くの人々に愛されていますね。

ではローファーとはどのような靴なのか。
まず考えてみましょう。

・靴紐がない
ローファーの特徴のひとつですね。
足をスポッと入れるだけで、紐を締めずに履くことができる。
靴紐がなく、着脱が楽なことから、「怠け者」という意味でローファーと名付けられたそうです。
さらにその意味から、フォーマルなシーンでは使わない方が良い、という考え方もあるようです。

・甲の部分にベルトがある
足の甲がまるっと開いているパンプスとは違う部分ですね。
この甲のベルトで足をぐっと止めるから、歩きやすくなっています。
この部分にビットと呼ばれる金具をつけたり、タッセルをつけることで高級感もアップできます。

・素材が本革やレザーライクだから品がある
スニーカーなどは合皮やメッシュなどのカジュアルで柔らかい雰囲気の素材が多いですよね。
ローファーはどちらかと言えば、エナメルを使ったツヤがあるものや、本格的なものなら本革。
本革でなくてもレザーライクのものを使っているため、「きちんと」感があります。

・ユニセックスなデザイン
パンプスと言えば女性限定の履物ですが、ローファーと言えば男女問わずに履けるもの。
女性らしい服装にローファーを合わせれば、ちょっと抜け感のあるファッションになります。
女性らしさだけを強調しない、使いやすいデザインですね。

ローファーの特徴とは、こんなところでしょうか。

つまりローファーのメリットとは、カジュアルすぎず、フォーマルすぎないところ。
そして、着脱がしやすく、歩きやすい。これに尽きますね。

しかし、唯一と言えるデメリットが、「踵パカパカ問題」なのです。

では次に、この「踵パカパカ問題」の原因について考えてみましょう。

厚底ローファーのご紹介

閑話休題、こちらの動画では靴ミシュランについてご紹介しています。

靴ミシュランとは足の矯正力と、履きこなしやすさという難易度から、靴を評価した表のこと。
こちらの2:09から厚底ローファーについてご紹介しています。
ぜひご覧ください。

ローファー踵が脱げる問題の原因とは

ローファーの良いところについて、ご理解いただけたでしょうか。

それでは、ローファーの踵がパカパカする問題について、原因が少し見えてきたかもしれません。

靴紐がなくて、着脱しやすい。

そう、これはつまり。

靴紐がないから足を固定できない。
脱ぎやすいということは脱げやすい。

メリットがデメリットになりうる、ということなんですね。

これはどの靴でもそうだったりします。

スニーカーの良いところは、紐があるから締め方で調整できること。
⇒逆に言えば、紐を締めなければ調節できないし、締める時間がかかる。

パンプスの良いところは、ヒールがあるから美脚効果が期待でき、華奢で女性らしいデザイン。
⇒高さがあるため前すべりしやすく、華奢だからタイトで足に合わせる難易度が高い。

このようにローファーは、踵が脱げやすいつくりの靴だから、踵がパカパカしてしまうんですね。

しかし、理由はそれだけではありません。
実は踵パカパカ問題には、もうひとつ大きな原因があります。

それは・・・

そもそもサイズが合ってない

ということです。

確かにローファーは踵が脱げやすい靴です。
でも、サイズをしっかり合わせれば、脱げにくくすることはできます。

つまり、踵がパカパカする問題は、サイズ選びに失敗している証拠かもしれません

それでは次に、ローファーの合わせ方について、ご紹介しますね。

踵がパカパカしない!足に合うローファー

では、ローファーで踵がパカパカしないようにするには、どうすれば良いか。

ローファーには、スニーカーのような紐はついてないですよね。
足を固定できるとすれば、甲のベルト部分

この甲の部分でしっかり止めてあげられれば、比較的踵は脱げにくくなるでしょう。

しかしその前に、やった方が良いことがあります。

それは、きちんと足の計測をしてから、ローファーの試着を行うこと

日本人のほとんど、およそ8割の人が、足の計測をしたことがありません。

靴屋さんでなんとなく試着して、数歩だけ歩いて、脱げなければOK!
そんな風に選ぶ人が圧倒的に多いでしょう。

ローファーは、足のサイズはもちろん、甲のベルトでも止めてあげることができます。
でも、足の甲の高さは人それぞれ、全然違います

例えば足のサイズが全く同じだとしても、甲の高さが違うことがあります。
甲高の人もいれば、甲低(甲薄)の人もいます。

サイズに合わせれば甲がゆるい。
甲に合わせればサイズがきつい。

ちゃんと合わせてあげないと、そんなことが起きてしまうわけですね。

スニーカーなら、紐で調整できるから合わせやすい。
パンプスなら、足の甲がまるっと開いているから、甲の高さは関係ない。

ローファーは、サイズと甲の高さを合わせて選ばないといけないということです。
その分、スニーカーやパンプスよりも、また別の難しさがあるんですね。

そこにローファー踵パカパカ問題の対策が隠されているのです。

しかしそうは言っても、お気に入りのローファーは諦めないといけないのか?
いいえ、実は今手持ちのローファーの、踵を脱げにくくする方法もありますよ。

それを次に、解説していきますね。

お気に入りのローファーで踵パカパカ問題の対策を

さて、ローファーの踵がパカパカする問題、原因がわかったでしょうか。

足のサイズを合わせて、甲の高さも合わせること。

これがわかっていれば、踵をパカパカさせない方法も思いつくかもしれません。

足のサイズを合わせるのは、少し難しいですよね。
だから、足の甲の高さを合わせてみてください

ベルト部分をぴたっと合わせてあげれば、今よりはパカパカしにくくなりますよ!

インソールを使って、調整してみましょう。
100円均一などの安いもので大丈夫です。

ジェルパッドなどの少し厚みがあるものを、ベルトにあたる位置に置いてみてください。
そしてそのまま出掛けるのではなく、数分歩いてみて、問題ないか確認してみてください。

よっぽどぶかぶかのローファーでなければ、応急処置としてはこれで解決できるでしょう。

これでも踵パカパカ問題が改善しないなら、それは足に合っていないローファーということです。

デザインは気に入っているけど、実は歩きにくい。
そんな風に感じたことはないですか?

足に合っていないローファーを無理やり履き続けてしまうと、足トラブルの原因になります。
脱げないように脱げないように、体のバランスを崩しながら歩いているかもしれません。

ローファーの踵がパカパカしてしまうのは、些細な問題だと思うかもしれません。

でもこんな些細な問題から、足の疲れや足の痛みに続いてしまうことも大いにあり得ます。

きちんと足に合わせたローファーなら、踵はパカパカしません。
足に合うローファーは、足にぴったりフィットしているのに、脱ぎ履きがしやすく、歩きやすい。

そんなローファーが本当に存在するなら、履いてみたいと思いませんか?

さて実際に、アンド・ステディでオーダーされたローファーをご紹介します。

黒のクロコ柄に、シルバーのビットをつけて、とてもハンサムなローファーに仕上がりました。
女性らしい服装を好むお客さまだからこそ、少し外して履きこなせるローファーですね。

ローファーの踵がパカパカしないための対策方法

ローファーは、学生さんなどの若い方から、バリバリ働く大人まで幅広く愛されている靴です。

でも実は、きっちり足に合ったものでないと脱げやすい、難しい靴なのです。

ほとんどの人が足にぴったり合ったローファーを始め、足に合う靴を履いたことがありません。
それは、足の計測をしたことがない人がほとんどであることと同じです。

だからこそ、足にぴったり合った靴というのは、驚くほど快適なのです。

最初こそ、そのぴったり感の方に驚かれるかもしれません。
でもそれも、慣れてしまえばそれが当たり前になります。
これまで履いてきた靴が、いかにゆるゆるで、歩きにくい靴だったかがわかるようになります。

逆に、知らない、わからないからこそ想像ができにくいのかもしれませんね。

そのために、アンド・ステディではしっかり試着をしていただくのです。

足と一体化したようなフィット感は、一度体験してみないとわからないものです。

ローファーの踵がパカパカする問題。
その解決方法は、以下の2つ。

まずは、踵がパカパカ動くローファーにインソールを試してみる。
それでも歩きにくいなら、試着をしっかりして、甲で止まるローファーを探す。

それでも、満足のいくローファーが見つからなければ、やることはあとひとつ!

アンド・ステディでは、足のサイズと甲の高さ以外にも、細かく足の計測を行います。

足に合うローファーがいかに快適で歩きやすいのか、ぜひ体験しにいらしてください。

アンド・ステディ代表小野崎記子

執筆者:小野崎記子

くつ・あし・あるく研究所アンド・ステディ 代表
株式会社オノザキ・有限会社アクスト 代表取締役

大学卒業後、経営コンサルティング会社勤務。

2005年4月、浅草の靴メーカー代表に就任。カウンセリング重視のオーダーメイドシューズサロンが足トラブルに悩む女性たちから大きな支持を得て、東京、梅田、天神の3直営店を運営中。着物スニーカーを企画・開発、東京都の支援事業として2020年、海外進出を果たす。

商品・サービス開発・WEB集客・人材採用のコンサルティングを手掛ける傍ら、YouTube・InstagramなどのSNS発信、講演、雑誌の執筆も意欲的に行い、活動の幅を広げ続けている。

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