こんにちは。歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。
今日は、日経MJの記事を少しご紹介します。
肌感覚としてあったものが数値的に正しいことを証明していただいた
そんな感じです。
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新型コロナウイルス感染拡大で店頭での靴販売が苦戦するなか、スニーカーの販売が好調だ。調査会社のエヌピーディ・ジャパン(東京・港)が7月27日に発表した調査によると、1万1,000円以上のスニーカーのうりあげだかは前年同月比で約3割増えた。運動時に使ったり、ビジネスの場面で履いたりするなど、用途が広がっているようだ。
(日経MJ 2020年8月12日より)
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分析は続くのですが、
・運動需要の伸びに伴って
・限られた外出に特別感を持たせるために
・ビジネス靴の代わりにスニーカーを選ぶ消費者が増えてきている
コロナで、ちょっと特殊な環境になっていましたからね。
おおむねその通りでしょう。
ビジネスシューズのマーケット減少については、以前、リーガルの下請法違反の時にも少し触れた通り、東日本大震災以降、ずっとそんな傾向にあったんですよね。
そして、女性のスニーカー購入比率も高まっているそうです。
レディーススニーカーが花盛りとのこと。
ここ、私たちの肌感覚そのものです。
パンプスは、なかなか選ばれません。
初回のご予約メールの時から「スニーカーでいいですか?」とご相談いただくケースが多いですね。
「もちろんです!」と回答するとともに、
「真剣に自分の体のことを考える女性が増えているな」
「靴とのつきあい方を理解している女性が増えているな」
「日本の靴文化も成熟し豊かになってきたな」
とほっこりしています^^
定番の黒スニーカー、白スニーカーはもちろん、カスタムスニーカーならお好みの素材で作れますし、きちんとした服装とのコーデも無理ありません。
きっと、コロナはきっかけにすぎません。
常日頃、自分の体と向き合ってきた女性が、本当はやりたかったこと。
でも、会社の規律や世間さまの目があってできなかったこと。
それが、できるようになった。
そうゆうことなんじゃないかな、と思います。
靴の履き替えができる社会って、かなりの成熟度だと思います。
大手スニーカーメーカーの今後の計画は、
「顧客層を広げるために1万円以下のシューズを拡充する」
とのこと。
え、そっち?と一瞬思いましたよ。
でも、消費者にとって選択肢が増えるのはよいことで、あまたある選択肢の中から、自力で選べる知識を持つことがやっぱり一番大切だと考えなおしました。
靴選びの基本はパンプスもスニーカーも、さほど変わりません。