こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。
ファクトリーにいますと、多くの修理靴を目にします。
有名大手靴小売店は、靴のメンテナンスを受け付けています。
その靴が当社のような靴メーカーに届けられます。
そして、修理し、 また靴小売店に戻るという流れです。
結構な量が、毎日届きます。
靴と向き合いながら、ついつい持ち主の脚を想像してしまいます。
そして、歩き方も。
靴修理の内容は、ヒールやソール、つま先、内側の破れなどなど。
この状態ならちょっと手を加えるだけで大丈夫
というものや、
これはもう補修では難しいな、、、
というものなど、 状態のレベルにも非常に差があります。
靴は履き方と、修理やケアなどの手の入れ方で寿命がまったく変わってくるのです。
目次
靴の修理をすることは、歩き方を矯正することに繋がる
靴のかかとの修理は最優先で!
声を大にして申し上げたいのは、
靴のかかとのゴムだけは直してくださいね!
ということです。
ヒールのかかとの底についているゴムをリフトと言います。
このリフトの外側だけがすり減っている靴の多いこと!
靴を置いたそばから、外側に向かって倒れてしまいます。
かかとの削れた靴は、重心を外に流す靴
そんな靴に足を入れると、どうなるか。
両脚とも、外側に引っ張られることになります。
それは、最初から脚をまっすぐ立たせてくれないということ。
つまり、、、重心を外に持っていかれてしまう
O脚・XO脚製造靴!
になってしまっているということなのです。
コワイ!
O脚・XO脚を作り出すメカニズム
サロンにお越しくださるお客様は、外だおれしている方が本当に多いです。
外だおれの歩き方をしていると、
→靴の外側が減ってくる
→外側に倒れた靴で歩くことになる
→ますます外だおれする歩き方になる
→外側にがっしりした筋肉がついてくる
→見た目が、O脚・XO脚になっていく
美しいすっとした脚をつくるために。
最低でも、地面にまっすぐ立てている靴で歩く必要があります。
この悪循環は断ち切らないと、美しく、正しい歩き方は叶いません。
靴のかかとリフト修理の料金目安
ミスターミニットなどの大手靴修理店だと、1,000円~やってくれます。
DIYがお好きな方は、東急ハンズでリフト(300円程度)を買って、自分で補修してみるというのもありでしょう。
リフトはゴムなので、この値段で済みます。
ヒール本体が削れる前に、リフト交換だけ行うのがポイントです。
ヒール取替修理は、3,000円は下りませんから。
月1回は修理の日にして、リフトの段階で回復させてあげましょう。
美しい歩き方をすれば、靴修理の頻度は減る
そして実は、美しい歩き方をしていれば、そこまで修理は必要になりません。
靴を壊してしまう歩き方、というものもあります。
そこまでではありませんが、
リフトが外側ばかり削れる
これは、重心が外へ揺れる外側重心の歩行軌道ということです。
足を計測して、足に合う靴に履き替えれば、歩き方を矯正することもできるのです。それが靴の修理の期間を長くしていってくれるのです。