シルクの着物・帯をリメイクして身につける本物志向

着物・帯は、高級な天然素材シルクに美しい染色や刺繍を施していますから、クオリティの高さとビジュアルの美しさを兼ね備えた「本物」であることは言うまでもありません。この本物志向の時代には、質のよさや伝統・文化が注目されるのは、当然のことでしょう。

ただ残念なことに、現代では着物で過ごす習慣がなくなりつつあります。ですから、自分からは遠いところにある、海外からの評価が高い日本文化として、着物を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

この伝統衣装を「日常に取り入れたい」と企画した着物スニーカーは、ご年配の方には懐かしく、お若い方には目新しいものに映り、大変な人気商品に育ちました。

4,000人の足データと靴職人の伝統技術から生まれる歩きやすさ

人形町サロンでは、これまで靴に悩む女性4,000人の足の計測データから木型を設計し、12,000足以上のオーダー靴を作ってきた実績があります。あらゆるパターンのお足に対応できるよう、木型のサイズは21.5～27.5cmのユニセックス、太さは「普通」と「細め」の２種類をご用意しました。

そして、浅草本社ファクトリーの靴職人が１足１足、手仕事を施し、お仕立てしています。

いわゆる 手釣り と呼ばれる高級靴の製法で作られているため、踵にはその証拠となる穴が存在します。つまり「スニーカーという名の高級な革靴」であり、この職人技と設計ノウハウが合体することで、抜群の歩きやすさが実現しているのです。

日本のもったいない精神、すなわち、SDGsの実践

着物と帯に使われる正絹は強度が高く、弾性もあり、体の土台である足をサポートする靴に向いた素材です。しかも何度もほどいて、手ぬぐいにしたり、おむつにしたり、鼻緒にしたり、形を変えて使い続ける「もったいない」文化が、日本には古来から土壌としてありました。

大量生産・大量消費の時代から、良いものに手を加えて、長く大切に使い続ける時代に揺り戻しが起きている今、タンスに眠る伝統工芸品を現代の職人の手で蘇らせ、次世代に繋ぐリユース、リメイク、リボーンは「極めて本質的で、とてもクールな価値観」であり、サスティナブル、SDGsの実践として好意的に受け入れられることでしょう。

今後、21世紀の新しいアパレルの形になっていくに違いありません。

日本の伝統、価値ある文化を、リボーンの技術で次世代に繋ぎませんか？