こんにちは!アンド・ステディです。
本日は、巻き爪についてのお話です。
巻き爪になったことはありますか?
巻き爪とは、名前の通りですね。
足の指の爪が巻き込んでしまって、皮膚に食い込んでいる状態。
ほとんどの場合、痛みはありません。
ただ、悪化すると痛みを伴います。
他にも、陥入爪(かんにゅうそう)という症状があります。
まずは、巻き爪と、その原因について解説していきますね。
巻き爪で悩んでいる方、巻き爪を予防したい方は、ぜひご覧ください。
この動画でも、巻き爪の予防と再発防止について解説しています。
どうして巻き爪になってしまうのか。
手術しても再発する原因はなんなのか?
ぜひ動画も合わせてご覧ください!
それではまず、巻き爪と陥入爪の違いから。
巻き爪とは・・・
足指の爪が巻き込んでしまい、皮膚に食い込んでいる状態。
陥入爪とは・・・
足指の爪が皮膚に食い込み、炎症を起こしている状態。
つまり、足指の爪が皮膚に食い込んだ状態。
これは同じなんですね。
問題は、痛みがあるかどうか。
炎症があり痛みがあれば、陥入爪。
痛みがなければ、巻き爪。
そういうイメージです。
人間は、生きている以上歩く必要があります。
10分歩くと1,000歩。
30分歩くと3,000歩。
それだけ何度も痛みがあれば、歩くのも辛くなりますよね。
まだ痛みがないとしても、悪化する可能性もあります。
できるなら、改善するに越したことはありませんよね。
巻き爪の原因は、いくつかあります。
下記以外にも、原因は考えられます。
なぜなら、足のトラブルは複合型だから。
ひとつの足トラブルが、他の足トラブルの原因になるということです。
逆に、ひとつ改善すれば、他の足トラブルも解決。
なんてこともあります。
再発させたくない。
根本的に解決したい。
そんな場合は、ひとつずつ問題を解決することをおすすめします。
耳が痛い人も多いかもしれませんね^^;
巻き爪は、運動不足、歩行不足が原因で起きやすいのです。
人間の足は、歩くことでつま先に適度な負荷がかかります。
つま先、つまり足の指です。
足指が地面を踏む。
地面からの圧力が足指を押し返す。
その負荷によって、爪は横に広がります。
だから、歩かないと広がらず、巻き込んでしまうのです。
「最近、歩けていますか?」
「一週間のうち、どのぐらい歩きますか?」
来店するお客さまに、必ず行う質問です。
巻き爪になっているお客さまは、歩けていない人が多いですね。
「基本的に車でしか移動しません」
「子供がいるので、どうしても難しくて」
「在宅ワークで、外に出ないんです」
これは本当に難しい問題です。
生活スタイルは、なかなか変えられないですから。
ただ、ずっとそのままだと危険です。
自分の体は変化に気付きにくいものです。
歩かないことで、運動不足につながる。
年を重ねるにつれ、体が徐々に弱っていく。
特に足のことは、意識しづらいもの。だから、
気が付いたら巻き爪になっていた。
そんな人がほとんどです。
少しずつでも、歩く量を増やしましょう。
そして、歩くことを習慣にしましょう。
歩くだけなら、思いついたら即行動!
できそうだと思いませんか?
「散歩するのが好きです!」
「趣味は山登りです!」
「電車を一駅早く降りて、歩いてます!」
実は、そんな方もいらっしゃいます。
アンド・ステディに来店される皆様は、本当に意識の高い方々。
健康を意識して、歩いている方も多いのです。
しかしそれでも、巻き爪で悩む方もいるのです。
歩いても、巻き爪になる場合があります。
それは、足の指が使えていないから。
歩いたら、当然、足の指が使えているものだと思いますよね。
しかし残念ながら、そうではないのです。
足指を使って歩く方法。
それは、正しい歩き方をすること。
正しい歩き方とは、バランスの取れた歩き方のこと。
歩き方と言っても、なかなか教わる機会がないですよね。
足トラブルの有無でも、変わってきます。
例えば、タコやウオノメ。
例えば、外反母趾。
痛みがあると、歩行のバランスは崩れます。
痛みがある部分に、体重をかけないように。
そうやって歩いたことはありませんか?
親指を使わないように歩くと、親指に負荷がかかりません。
それが、巻き爪の原因になりやすいのです。
踵から地面に着地する。
しっかりつま先まで体重をかける。
5本の指をすべて使って、地面を蹴る。
そうすれば、足指に適度な圧がかかります。
爪が横に広がります。
歩くことは大事です。
でも、歩き方も、大事ということですね。
靴が足に合っていない。
これも、巻き爪の大きな原因です。
でもほとんどの人が、足に合っていないことに気付いていません。
なぜなら、足のサイズを計測しないから。
足を計測したことがありますか?
最近は、計測できる店も増えていますね。
でも、今の靴が問題なく履けているから。
わざわざ計測しなくても大丈夫!
おそらくそういう人が大半でしょう。
では、どうして計測することが大切なのか。
靴を選ぶとき、サイズを見ますよね。
例えば靴屋さんで、23.5を探して、試着する。
履き感が良ければ購入。
実はこの選び方が、危険なのです。
例えば、服を購入するとき。
ワンピースを購入するとしましょう。
服の丈は問題なさそうです。
でも身長だけで、服は選べないですよね。
Sか、Mか、Lか。
それも見ないと、試着すらできませんよね。
これと同じことです。
靴をサイズだけで選ぶことは、身長だけで服を選ぶようなものなのです。
つまり、靴の幅も重要ということです。
足に合わない靴だと、靴の中で前すべりを起こします。
すると細いつま先に5本の指が押し込まれる。
そうすると、足の指が動かせません。
それが原因で、外反母趾になることも。
そうなると、正しく歩くことができません。
さらに、前すべりすると当然、爪は靴からも圧迫されます。
これが巻き爪の原因になることもあります。
足に合わない靴を履き続けること。
それは、足トラブルすべての原因になります。
さて、巻き爪の原因について。
大きく分けて3つ、ご紹介しました。
それぞれ、ひとつずつ地道に改善する。
それも良いですが、時間がかかりそうです。
忙しい現代人にとっては、時間は無駄にしたくないですよね。
でも実はこの3つは、同時に改善できます。
なぜなら、足に合う靴を履けば、足の指が使えるようになるから。
足に合わない靴を履くと、前すべりする。
つまり、前すべりしなければ良いのです。
足にぴったりフィットする靴なら、前すべりは起きにくくなります。
前すべりが起きなくなれば、足トラブルは減少します。
足の指も、使えるようになるでしょう。
痛みが落ち着けば、歩き方も変わります。
バランスの良い歩き方を意識しましょう。
正しい歩き方なら、歩くことが楽しくなるかもしれません。
長時間歩くのが楽になるかもしれません。
靴が変われば、足も、歩き方も変わる。
そうすれば、巻き爪の根本的解決も目前ですよ!
人生100年時代、と言われています。
生きる上で、歩くことは切り離せない問題。
だから、できるだけ長く健康な足で歩きたいですよね。
でも、巻き爪が痛くて、歩けなくなる場合もあるのです。
足は体を支える土台。
足が悪ければ、足だけではなく体にも、悪影響を及ぼします。
だから、早い段階から足もとを見直すこと。
そして、足の計測を行うこと。
正しい靴を選ぶこと。
巻き爪や外反母趾などの足のトラブルを未然に防ぐために、正しい歩き方を身につけること。
それが、巻き爪を歩いて直す方法です。
巻き爪を改善することが、足と体の健康を守ることにもつながりますよ。
くつ・あし・あるく研究所アンド・ステディ 代表
株式会社オノザキ・有限会社アクスト 代表取締役
大学卒業後、経営コンサルティング会社勤務。
2005年4月、浅草の靴メーカー代表に就任。カウンセリング重視のオーダーメイドシューズサロンが足トラブルに悩む女性たちから大きな支持を得て、東京、梅田、天神の3直営店を運営、7,861人のフットカウンセリングと26,498足のオーダーメイド実績がある。2020年、着物スニーカーを企画・開発、東京都の支援事業として海外進出を果たし、これまでに累計4,000足を超える大ヒット商品に育てる。
現在、商品・サービス開発・WEB集客・人材採用のコンサルティングを手掛ける傍ら、YouTube・InstagramなどのSNS発信、講演、雑誌の執筆も意欲的に行い、活動の幅を広げ続けている。