*カップインソールタイプのインソール
こんにちは。歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。
足に関するトラブルというのは、本当にいろいろなものがありますよね。
その中でも扁平足は身近なトラブルのひとつではないでしょうか。
4,000人以上のお足を拝見してきましたが、実際、扁平足のお足はとても多いです。
ただ、扁平足という名前をよく見聞きする一方で、その改善方法などについては知らないという方も多いようです。
ここでは、改めて扁平足というものについてお話していきたいと思います。
目次
足のトラブルの中でも扁平足は特に多い!
アンド・ステディには、足のトラブルに関するご相談が数多く寄せられます。
その中でも、扁平足に関するご相談というのは特に多い傾向にあります。
扁平足でも日常生活にまったく支障がないという方もいれば、痛みを伴う扁平足に悩まされているという方もいます。
扁平足は足裏にかかる圧が分散されず、もろに衝撃を受けるため、足が痛くなることも多く、夜、氷で冷やしてから寝るという方も少なくありません。
扁平足で悩んでいるのは、あなたひとりではありません!
安心してくださいね。
扁平足になる原因
では、そもそも扁平足というのは一体どのようなものなのでしょうか?
扁平足は足の病気のひとつで、土踏まずがない状態のことを指します。
そのため、足の裏全体が地面についてしまいます。
確かに、日常生活に支障がないという方もいます。
でも、「それくらい……」と思ってしまいがちな扁平足なのですが、土踏まずがないことは、つまり、体重を分散させることができなくなることですから、歩くだけで痛みが出たり、疲れやすくなってしまったりします。
長時間歩けなくなるのはもちろん、スポーツも楽しめなくなってしまうでしょう。
扁平足の原因は運動不足や筋肉量の低下と言われており、高齢者の方や女性の方に起きやすいという話もあります。
でも、今は新型コロナウイルス感染拡大の影響で前のように出歩くことができなくなっているので、性別や年齢に関係なく扁平足のリスクが高まっていると言えるかもしれませんね。
おうち時間が増えた今、老若男女問わず、運動不足、歩行不足です。
扁平足を改善する方法
先でもお話した通り、扁平足の原因は運動不足や筋力の低下と言われています。
だから、運動して筋力をアップさせれば、扁平足改善の可能性があるということ。
これが、対策となります。
大切なのは、足裏を鍛えることです。
では、足裏はどのように鍛えればいいのでしょうか?
それはズバリ、足指を動かすことです。
というよりも、足裏は足指を動かすことでしか鍛えることができません。
足トラブル解消のご相談を多くいただきますが、原因を紐解き、対策を立てる時は、やはり足指に立ち戻りますね。
実際に、足指を踏ん張ってみてください。
足裏にも力が入ると思います。
このように足指を使えれば使うほど足裏が動くようになり、鍛えられて筋肉が育って、扁平足が改善していくのです。
足指じゃんけんやタオルギャザーなどの簡単な運動でも足裏の筋肉を動かすことができますので、できることからコツコツと実践していきましょう。
最近増えてきた足トラブル、浮き指だと足指がそもそも地面から浮いています。
だから、足指を動かすことすらできない。
これ、二足歩行の人間にとっては、とても恐ろしいことです。
そんな人たちが増えていることに、危機感を感じます。
扁平足用インソールの効果と注意点
もし扁平足で痛みを感じているなら、インソールを使ったほうがいいでしょう。
扁平足用の良いものもたくさん出ています。
とても楽になりますよ。
扁平足用インソールの目的は、足の疲労軽減
ただ、いろいろと注意点があります。
まず、インソールを入れたからと言って、扁平足が治るわけではありません。
目的はあくまでも、扁平足による痛みや疲労の軽減。
そして扁平足の改善をサポートです。
インソールを買ったからと言って、扁平足が改善するわけではないのです。
ここ、認識を間違えている方、結構多いです。
扁平足用インソールは足の骨格を正しく導く
基本の扁平足用インソールの設計は、舟状骨を持ち上げて、足のねじれをとります。
そして、足指を使わせることまで織り込んでいます。
足指を使わせて、足裏の筋肉を鍛え、扁平足を改善していくという方向性です。
こんな扁平足用インソールは足をダメにする!
ただし、注意しておかなければいけない点もあります。
それは、たくさんの扁平足用インソールが市場に流通した今、
その中には、ハッキリ言ってダメな扁平足用インソールもある
という事実です。
例えば、ソフトな扁平足用インソール。
骨を整えなくてはいけないので、効きません。
ただでさえ浮きのない土踏まずを持ち上げるには、一定の硬さが必要です。
例えば、舟状骨を持ち上げすぎるような扁平足用インソール。
これだと、内から重心が逃げすぎて、結果、足が外に流れることになります。
扁平足は内に倒れこむ回内状態なので、一見正しい対策に見えます。
でも、人体はやはりバランスを目指すもの。
内を盛ったら、外も適度に盛らないと、矯正力が強すぎて、逆に、うまく足指を使わせることができなくなってしまうのです。
こうしたインソールはお金の無駄になりますし、足を壊すことに繋がりかねません。
ただ皆さん、靴や足のプロではありませんから、
そのインソールが、自分の足にとっていいものなのか悪いものなのか
ここの判断が難しいのは当然だと思います。
市販品が心配なら、オーダーメイドのインソールを
もし、そんな不安をお持ちなら、オーダーメイドインソールが安心でしょう。
オーダーなら、あなたの足の弱点をしっかり補ってくれるでしょう。
市販品との違いは、あなたの足の弱点をガッツリ補ってくれるところ。
だからまず、足の採寸からはいります。
フットプリントを採って、足を計測して、歩き方をチェックして。
あなたの足の弱点をあぶり出し、弱点を補う設計がされたインソールです。
扁平足だけでなく、ほかのアーチを調整し、足裏バランスを整え、左右差を埋め、正しい歩行に導いてくれます。
自然と正しい歩き方になりますから、扁平足だけではなくあらゆる足トラブルも改善されていきます。
注意点は2つ。
まず1つめは、足に合う靴を履くことが大前提。
緩い靴にインソールをいれても、すき間を埋める役割しか果たせません。
とてもモッタイナイです。
インソールがしっかり効くよう、靴選びこそ最優先するべきです。
そして、2つめ。
それもこれも、歩いてナンボ、ということです。
インソールを購入して満足していませんか?
足の崩れは、本来、自分の歩行で整えていくものです。
骨格は、立って、歩いている状態で正しい状態にかみ合い、調整されていきます。
だから、歩くことが必要なのです。
正しい骨格に整えても、歩かなければ、インソールは宝の持ち腐れです。
まとめ
扁平足の根本療法は、骨格を整えて、足指を使って歩くことでした。
そうすれば、足裏に筋肉がついて、アーチが育っていくわけです。
そのサポートをおこなってくれるのが扁平足用インソールですが、百花繚乱のごとく、ピンキリなインソールが売られている中で、何を選んだらよいか迷われるのは当然のことと思います。
もともと扁平足という足トラブルは、多くの方が抱えています。
でも、ここ最近、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、運動不足から足が弱まり、アーチが落ち、扁平足のご相談が増えています。
今は、そのリスクがより高まっていると言えるでしょう。
歩行の量が担保できなければ、質を担保できれば対策となります。
インソールには、扁平足用だけでなく、足指を降ろす目的のインソールもあります。
おうち時間が増えた今、足裏を整えてくれるインソールは、確実に歩行の質を高めてくれるものですから、おすすめです。
靴やインソールは、体の土台をいじることです。
ですから、オーダーメイドが安心で、理想的と言えるでしょう。