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足囲の細い幅狭足がインソールで靴の横幅を狭くして足を守る方法

こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。

なんかちょっとわかりにくいタイトルですが^^;

足に合う靴がない、とお悩みではありませんか?

そんなあなたは、足囲が細い、幅狭の細足さんの可能性が大きいですよ。

足に合わない靴を履き続ければ、それは健康を損なうことです。

幅広の、例えばEEとかEEEなどの靴なら、出来る範囲でインソール調整し、踵が脱げないようにするのが最善の策と言えるでしょう。

若い女性に増えている甲薄幅狭の細足さん

AAAAA

最近、20~30代のお客さまにとても多い細い足。
「脚」ではなくて、「足」の方です(笑)。

甲低幅狭さん、甲薄幅狭さん、細足さん、幅狭さん、とも呼ばれていますね。

当店に見える女性の8割以上が、ワイズA以下のパンプスがピッタリ。
おおげさでなく、

「足に合う靴がない」
「パンプスを履くと踵が脱げる」
「スニーカーの中でも足が動く」

こんな困った靴環境になってしまっている女性が多いのです。

靴はサイズだけでなく、ワイズも合わせることが肝心

日本の靴小売店では足長(そくちょう)、いわゆるサイズが優先されています。
でも、より足にフィットさせるには、足囲(そくい)と呼ばれるワイズも必要。

23.5センチとか24.0センチというのがサイズで、3EとかEというのがワイズです。

女性にはブラジャーと同じです、とお話しています。

トップとアンダーの差でカップを選ぶブラジャーに対して、靴はサイズとワイズの掛け合わせで選びます。

ワイズは、親指と小指の骨のところを、ぐるっと一周させて測ります。

細足というのは、このワイズがとても小さいということです。

アルファベットが若くなるほど、細身です。
ブラジャーも、Dカップの方がAカップよりも大きいですね。

出回っている靴は、E~EEワイズが標準値。
でも、細い方にはCとかBとか、AAA!なんていうワイズの方もいらっしゃいます。

当店では、、足幅AAAAAワイズの細靴、までご用意があります。
(2018年3月現在)

写真は、まさにAAAAAのパンプス。
とてもとても細いのが、おわかりいただけますでしょうか?

実際は、AAAAAでも緩い、という方も、いらっしゃいます。

細足さんたちの足トラブル事情

細足さんたちの靴選びは、それはそれは、困難を極めます。
お肉がなく、骨骨(ほねほね)したお足のため、痛みを感じやすい方も多いです。

先日お越しになったお客さまも、本当にとても華奢な足でした。

足を拝見すると、足の前すべりのせいで、足指が靴の形に変形しかかっています。
いわゆる、ハンマートゥ予備軍。

中足骨下のタコも、とても厚く全体に広がっています。

靴を足でひっかけて歩いているため、かかとの角質も肥厚していました。

細足さんたちは、幅狭の足に対して、大きすぎる靴によって引き起こされた足トラブルを抱えていることが、とても多いのです。

細足さんが必ず陥る、靴の中での足の前すべり

足の前すべりというのは、靴の中で足が前へ前へ行ってしまうこと。

・足の甲が痛い
・つま先が痛い
・かかとが痛い
・足の裏が痛い
・親指が痛い
・小指が痛い

こうした足の痛みがある場合、前すべりの可能性を考えたほうがよいでしょう。

足囲が細いので、パンプスの甲で、踵で、足が留まらないのです。
だから、ズルっと前に滑って行ってしまいます。

ヒールの靴なら、さらに輪をかけて前すべりを起こします。

なにより、いつも足や脚がとても疲れている、ことでしょう。

脱げそうになる靴を、脱げないように、脱げないように無意識に歩くわけですから。

細足の皆さんには、まず、そこに気づいていただきたいです。

幅狭の足にとって、幅広の靴は、害にしかなりません。

細足さん市販の靴選びのポイント

最近では、ワイズA以下の方には、「市販の靴は無理ですよ」とお伝えしています。

実際、靴屋さんの店頭では、EとかEEとかしか見たことがないのではないでしょうか。

細幅だとしても、せいぜいがBです。

そして、パンプスという甲がまるっと開いたデザインも本当はおすすめできません。

華奢な骨格、お肉のない足にはたっぷりした革でサポートしてあげたいからです。

足を革で包んでくれて、紐やストラップなどの調整機能がついた靴が理想です。

ただ、お仕事上、どうしてもパンプスを履かざるを得ないのもわかります。

そんな細足さんの市販の靴選びのポイントは、

・できるだけ足幅の細いパンプスを買い、
・オーダーインソールで調整、よりフィットさせてあげる

ことでしょうか。

市販のパンプスをそのまま履いてしまったら、確実に足を壊してしまいますから。

足が細い方は、太い方に比べて、足が弱い、とも言えます。
接地する面積が小さいわけですから、足裏にかかる圧は大きくなりますね。

足がきちんと動かせないことから筋力不足になり、アーチが不足していることも多いです。

これはすでに、足の機能不全に近いです。

細かな調整をかけながら、インソールを製作すると、

「どこの靴屋さんでも、そんなこと教えてくれませんでした。」
「これがフィットするっていうことなんですね!!!すごく歩きやすい!」

と初めてのパンプスのフィット感に、感動されることが多いです。

足に合う歩きやすいパンプスで、どんどん歩いてくださいね!

それが最大のフットケア、体づくりになりますから。

甲薄幅狭足さんのインソール調整のポイント

横幅がゆるい靴を、細足さんに合わせてインソール調整するには、ポイントがいくつかあります。

基本は、靴の容積を埋めて、足と靴のフィット感を高める、ここを目指します。

今回は、一番難易度の高いパンプスの場合ということでご紹介しますが、ブーツやサンダルの時も基本的には一緒ですので、ぜひ試してみてください。

インソールパッドは100均のものでも充分使えると思います。

1.ワイズにインソールパーツを置いてみる

やはり一番のポイントはワイズ。

パンプスは踵とワイズで足を止める履物ですから、ここが緩ければ、ズル~っと前すべりが起こります。

透明のジェルパッドでもいいですし、足と摩擦が起こる素材のものでもいいですし、

「あ、足が前に滑らないで止まってる」

そんな感覚を感じられれば御の字です。

2.土踏まずにインソールパーツを置いてみる

もし、ワイズで止まらなかったら、さらに調整する面積を広げます。
土踏まずに注目してください。

扁平足の人以外、土踏まずは地面から浮いていますから、ここにパットをいれてみましょう。

ワイズと土踏まずの2ヶ所で、足を止める形になります。

すきまを埋める感覚

でモリモリいれてみてください。

私たちプロは硬めのパーツを組み合わせて使いますが、皆さんはソフトな方が安心かなと思います。

3.中敷を変えてみる

それでもダメなら、いよいよ足裏全面積に広げます。

中敷をノンスリップのものに変える

これはもともとある中敷を剥がす必要はなくて、その上に中敷を乗せてしまって大丈夫です。

おそらく、足と靴にはまだまだ埋めたいすき間があるので^^;

乗せるだけでは不安なら、両面テープで貼ってしまえば大丈夫です。

市販のインソールでできることは、このくらいでしょうか。
快適な履き心地になっているといいのですが^^

ビックリするほど足が止まってくれていることを祈って、、、

細幅靴を足に合わせてオーダーメイドがベスト

ただ、、、これはベターな方法。

本当はもっとフィットさせる必要があるのです^^;
それは、インソールだけでなく、足に合うパンプスを仕立てること。

それが足に合う細幅靴をオーダーメイドする、という選択肢です。

市販の靴の靴幅は、絶対的に広い、大きいです。
だから、足をホールドしてくれる力が足りません。

多分、ご自身でインソール調整をする中で気づくのではないかと思います。

「すき間が全然埋まらないくらい、この靴、ブカブカだ」と。

インソールは、足を立体にしてくれる力があります。
でも、その入れ物である靴が、足の立体化をサポートをしてくれません。

なぜなら、インソールは靴の横幅を縮めてくれないからです。
靴の厚みを薄くして、足と止めていくことしかできないのです。

これでは、足のアーチができにくい状態のまま、ということ。

やっぱり、靴で横幅を攻めて、細くして、幅の狭い靴を履くことが、一番の近道なのです。

インソール調整も限界がある、ということです。

細足さんにとってのベストは、ワイズの合う、足幅の細い、細幅靴を手に入れることなのです。

いずれにしても、まずは自分の足を知ること。
己を知らずして、、、ですね^^

足に合う靴探しの前に、ぜひ足もとのチェックにお越しください。

甲薄幅狭足の方には、細幅靴とインソール調整で、今よりもっと楽に、快適に、歩くことが楽しくなるよう、お手伝いさせていただきます。

 

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