Scroll Top
19th Ave New York, NY 95822, USA

かかとに靴擦れが毎回できる!踵が痛い!原因と対策と予防法

こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。

最近、立て続けにいらっしゃったのが、

「どんな靴を履いても、踵が痛くなる」
「新しい靴はいつも毎回、靴ずれが起こる」
「どうして靴擦れが起きるのか、原因を教えてください」

皆さん、かかとの靴擦れ問題を抱えていらっしゃるようです。

原因と予防法を知って、対策を立てましょう。

靴擦れを起こさない方法を、ご紹介します。

靴擦れの原因と対策

靴ずれが起こるメカニズム

よい靴ほど、踵のカウンターは硬くできています。
ですから、徐々に靴を馴染ませていく靴の慣らしが1~2週間は必要なのです。

これをご存じない方が、とても多いです。

踵が硬いまま、翌日通勤に履いてしまったら靴ずれは起きて当然。

いかに靴ずれが起こる前に、靴を脱げる環境を整えるか

これが、新品、下ろしたての靴を慣らす時のポイントの1つ目です。
予防にもなりますね。

はじめの靴擦れはある程度仕方がないものです。

水ぶくれくらいなら許容範囲かな、と思います。

ベロンと足の皮がむける前に、靴を脱げる環境にしてあげることが大切です^^

ウォーキングに履くのは、さらにその後、とステップを踏むことが必要です。

さて靴擦れが起こるメカニズムは人によって違い、対処法もさまざま。

是非自分の靴ずれの原因を理解して、しっかり対処してあげてくださいね。

踵の肉・形・大きさが原因の場合

これは、

・踵にお肉がついていない
・踵の形が丸くない、ストレートタイプ
・踵が小さい、幅が狭い

というようなかかと問題がある場合。

これは、靴選びを変えるだけで、ある程度、解消します。

・靴のサイズ選びをちゃんとする
・靴のワイズ選びをちゃんとする
・踵の大きさに合わせてインソールで調整する

これだけでも、全然違います。
靴擦れを防止できます。

サイズの大きすぎる靴を履いている方が、とても多いからです。

歩くたびに踵が動いて痛くなる、というパターンです。

感覚としては、8割がここに該当するように感じます。

また、厳密に言えば、ストレートの方は、あきらめていただかなくてはいけないところもあるのですが、それもまた人によって感覚も違うので、一概には言えないところですね。

そして、小指が痛い、靴擦れするという方も、合う靴に履き替えた途端に、ピタリと痛みが収まったそうです。

足が、靴の中で動かなくなった、ということですね。

靴が、足に、どう作用するか。

やはり実際に履いてみないと、見えてこないことも多いと感じたものです。

踵の骨が原因の場合

こちらはもう少し、深刻です。余計な骨が邪魔する話になるので。

・踵の上に、もうひとつ踵があるような形状
・踵骨から尖った骨が出ている形状
・かかとに「こぶ」があるような形状

残念ながら、足に合う靴を履けば履くほど、痛みが出てしまいます。

何度も何度も踵がこすれたことで、でっぱりが骨化(こっか)した状態です。
外反母趾のバニオンと似た変遷をたどっているように見えます。

骨なので、うまくつきあう必要があるということです。

これは、

・靴づくりの段階から手に入れる

方がいいと思います。

幅はり、という技術です。
木型に厚めの革をはって、ゆとりを出します。

踵にボルトが入っているお客さまの靴も、対策しました。

靴ができてからの調整では、ちょっと大変かな、と思います。

靴擦れ防止、他にもあるこんな方法

奥の手としては、

・クッション入りカウンター

を使うことです。

足と靴の間に、お座布団を挟んであげる感じですね。
ふっかふかです。

正直、靴メーカーとしては、邪道です(笑)

靴は踵が命。その踵がフカフカなんてありえない!

と言われたこともあります。

でも、理想を語っても、痛くて歩けなければ仕方がありません。

男性の皆さんも、踵の硬いパンプス履いてみればわかります。
とにかく痛いのですから。

靴は歩けてナンボ、です。

それでも解消しなければ次は、

・パーソナルインソール

でしょうか。

これは、足の踵に傾きがある、外反足、内反足に特に有効です。

足が動いているときでジャッジする必要があります。

踵の傾きが強い = 足が靴にちゃんとセットしていない

と見ます。

足が靴に収まれば、靴ずれ解消の道が見えてきます。

踵の骨が“点”で押されていたのが、“面”で支えられるようになる。
圧が分散されるから、当たりが楽になる、というわけです。

この考え方は、他の靴トラブルでも当てはまる考え方です^^

靴を履いていて痛いと、つい、痛いところばかりに目が行ってしまいがちです。

でも、足全体を見て、バランスを整えることが一番大切。
そして、バランスよく体を支えるために必要なのは、足に合う靴なのです。

靴選びの第一ステップは、やはり、自分の足を正確に知ること。

まずはフットケアカウンセリングからはじめるのが、やはり王道なのです。

Related Posts