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浮き指を改善して外反母趾予防もできるインソールとテーピング

こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。

先日のサロンにお越しいただいたお客さまの共通点。

それは、指上げ足(趾上げ足)だったこと。
浮き指とも言います。

多くのお足は、親指以外の2~5指が浮いています。
足指が本来の仕事をしないで、遊んでいる状態です。

この浮き指は、足トラブルを引き起こす最初にして、最大の問題と言ってもいいかもしれません。

今回は浮き指とその対策としてのインソール、テーピング活用方法。
さらに、外反母趾・内反小趾との関係を紐解いていきます。

あなたの浮き指も、ちゃんと改善することができますよ^^

浮き指を改善して外反母趾予防もできるインソールとテーピング

こちらの動画では、浮き指を含む、さまざまな足のトラブルについて解説しています!

浮き指になる原因と対策

浮き指は、フットプリンターに指がうつりません。
とてもわかりやすい、見えやすい足トラブルです^^

そして、外反母趾の方は例外なく、浮き指ですね。

浮き指になるということは、足にとって、よくない第1歩を踏み出した感じがします。
足指を使って歩けていないことの証明に他ならないからです。

足指を使わないと、もれなく、足裏アーチという筋肉も落ちていきます。
足裏を鍛える唯一の手段が、「足指を動かすこと」だからです。

開張足が意味する本当のところ=浮き指=体が安定しないということ

女性の方は90%の方が開張足。
基本的に、足裏の横アーチが潰れています。

開張足がよくないのは、足指を地面につけてくれないから。
足指が、常に空中に浮いている状態になってしまうのです。

本来、5本の指で地面をつかむのに、親指1本でがんばっている、状態ということ。

これは、安定しないですよね。
本当は5本で支えるところなのに、1本で頑張るのですから。

つまり、浮き指は足が安定しない=体も安定しない状態ということなんです。
その自覚がない方がほとんどであることにも、問題の根深さを感じます。

そして、親指の負担はものすごいことになるわけです。

たいていの方が、母趾の脇にタコが育っています。

浮き指が歩き方に及ぼす影響

これはもちろん、歩き方にも影響します。

本来地面をつかむはずの人差し指、中指、薬指、小指が浮いているわけです。

足が本来進むべき前方向に重心が移動できません。
じゃあどこへ移動するのかというと、内側へ、外側へ。

つまり、横揺れが始まってしまうのです。

体の外側に、不要に体重をかけ続けることになります。
これが、外反母趾と内反小趾の併発に繋がっていきます。

体が、内へ~、外へ~、ずーっとグラグラしているわけですから。

ただ人間の慣れって恐ろしいもので、何にでも環境適応してしまうんですね。

だから、揺れ続けていることが当たり前という感覚になっていること。
これが一番怖いのです。

横揺れしない状態を知らないから、その歩行が間違えだと気づかないのです。
足に合う靴を履いた経験がないから、正しい靴選びができないことと似ています。

浮き指改善には、簡単テーピング

浮き指に必要なのは、何より体が横揺れしないことの体感です。

だからまず、足指が地面についた正しい状態を体感すること。
これがファーストステップなのです。

足指を地面に下ろす手っ取り早い方法は、やはりテーピング。

それもほぼ100%の方が感じられるのが、横アーチテーピングです。

テーピングケアを行うと、

「あ~!指が地面についてる!」
「指先にマットを感じます。」
「安定する!腰が立つ!なんですか、これ~」

皆さん、三者三様の表現で、足指に伝わる感覚を教えてくださいます。

この体感が、のちのちとても大切になります。

それまであまりにも足指を使っていなかったのでしょう。

足指が筋肉痛になってしまう方もいらっしゃいます。

これで、浮き指問題は解消。
浮き指はいったん、擬似的に改善、となります。

擬似的に、というのは、本質的な改善ではないから。

テーピングケアで、足を正しい状態にして、まずは地面に下ろすことが目的。

地面に指がつけば、あとは勝手に使われて、筋肉がついていきます。

すると、いずれはテーピングをとっても浮き指にならなくなっていきます。

その時が、本当に改善した、となるのです。

横揺れを確実に止めてくれるインソール

足指を地面に下ろして安定させたら、次はインソールです。
歩行のクセを修正してくれます。

今まで横揺れしていた体は、横揺れがなかなか抜けません。
足・脚の使い方のクセは、何十年も積み重なったものですからね^^;

そして、横揺れしやすい足裏アーチの状態というものもあります。

それらの揺れを止めてくれるのが、インソールです。
もちろん、足に合う靴にセットすることが前提となります。

「うわー!私、今まで揺れてたんですね!やっとわかりました」

ここでもやっぱり体感がすべてに勝りますね^^

浮き指を改善して、正しい歩行に修正する方法

テーピングで足指を降ろして、体が安定する体感。
インソールで横揺れを止めて、まっすぐ歩く体感。

本当はこの2つをクリアして、ようやく靴のお話になります。

いきなり靴を作っても、この体感がない方は、足の痛みを靴のせいにします。

「あなたの足と歩き方のクセに、靴の痛みの原因はあるんですよ」

というお話なのです。
時間がかかりますから、今はそれぞれ分けてお伝えしています。

この体感さえできれば、正しい歩行への修正は本当に簡単です。

・テーピングで指を地面につける
・インソールで重心軌道を調整する

この施術を行うことで、横揺れは解消。
外反母趾や内反小趾の予防・進行防止をすることができるというわけです。

おうちの中では、テーピング。
外では、靴にインソールをプラス。

それだけで、正しい歩行軌道をキープできます。
さらに、ウォーキングレッスンまで行えればベストですね。

靴だけ、インソールだけ、テーピングだけ。
ウォーキングだけ、トリートメントだけ。

これでは効果は半減してしまいます。

足もとのお悩み解決には、やはりトータルケアが効率がよくて、合理的です。

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