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こんにゃく足と足幅の広い開張足を改善させる3つの方法

足の骨格
こんにちは!歩きやすい靴のオーダーメイドから始める体づくり、小野崎です。

 


あなたのこんにゃく足も、きっと改善することができますよ。

こんにゃく足って、定義はいろいろありますが、

「足裏アーチの弱い開張足」
「靴の履き口がきついと感じる」
「立つと、足幅が広がる」

この辺りが目安かなと思います。

つまり、足が広がったり、縮んだり、足の変化が大きい足ということです。

詳細は後述します。


「どうして3点アーチが大事なんですか?」

最近、ご質問をいただくことがとても多いです。

「どうして点なの?面で支えた方が面積広くて、足は楽になるんじゃないの?」

とか。
うん、確かに。

私も最初はそう思ってました。

人間だけが持つ足裏アーチの役割と仕組

足の骨格的アーチ

どうして足の底にアーチがあるの?

理屈を聞くと、 人間の体は本当にスゴイな~となるんですね。

実は、体重を分散させる構造、重力を一番受けにくい構造がアーチ構造なのです。

力学の世界では常識らしいのですが、文系なので存じず笑。

橋に使われる、強度の高いアーチ構造

例えば、橋。

渡り始めは上り坂、渡り終わりは下り坂になってます。

あれが、アーチ構造です。

アーチ構造になってない橋は、ものすごく揺れやすくて不安定です。

山奥のつり橋とか、誰かが揺らすと大騒ぎですよね。


アーチ構造はまったく別。

上から押せば押しただけ、強くなる構造なのです。

その構造が、体重を支える足裏に左右3本ずつついているのが人間です。

合計6つのアーチが、私たちの体の土台となっているのです。

すごいですよねー


体重を分散させつつ、クッションの役割もして、とても強い。

歩くたびに、アーチがポンプとなって、血流が起こるわけです。

足裏にアーチがないとどうなる?

もし、足裏がべったり地面についていたら・・・

血管が押し潰されて、血流が悪くなり、冷えやむくみが発生します。

実は、人間以外の動物に、足裏アーチはありません。

4本脚で歩くなら、アーチは要らないのです。

逆に、2本の脚で歩くなら、アーチは必須ということです。

二足歩行への進化の過程でできたのが、足裏アーチというわけです。

足裏アーチがなければ、、、

そもそも、二足歩行さえ叶わなかったかもしれません。

地面に接地する足裏の3点構造

高い強度のアーチが、片足3本ずつついている私たちの足。

この3点というのも大きなポイント。

三脚構造という安定した数なんですね。

椅子は4つ足が基本ですが、ちょっと段差があるとガタガタします。

でも、3つ足である三脚は、ちょっとバランスを取れば安定します。

どんな状態の地面を歩くかわからない、人間ならではの3点構造とも言えます。

これを、足裏の3点アーチ、と呼んでいます。

3点アーチとは、

 1. 踵と母趾球を結ぶライン
   「内アーチ」で、いわゆる土踏まず、崩れたら偏平足です。
 2.踵と小趾球を結ぶライン
   「外アーチ」と呼んでます。
 3.母趾球と小趾球を結ぶライン
   「横アーチ」と呼んでます。崩れたら開張足です。

最近は、このアーチが崩れている方が多く、ゆえに、足トラブルが発生しやすくなっているという状況です。

横アーチの崩れが開張足で、つちふまずなない状態が偏平足です。

外アーチの崩れは外だおれと言ったりします。

要因は、主に靴と歩き方。

そして、最近多いのが、幼少期の運動不足。

さらに、日常の歩行不足の方も、増えてきています。

幼少期にしっかりアーチを作ることが大事

赤ちゃんの足には、アーチがありません。

本来、立つようになり、歩くようになり、アーチが自然に形成されていくはずなのですが、最近の子供たちは、歩かない、運動しない。

だから、

 足裏アーチが形成されないまま大人になる子

が増えているんだそうです。

若い子の足を見る機会も多く、実感してます。

こうした弱い足を「こんにゃく足」と言います。

ちょっと力を加えただけで、グニャッと曲がり、たたまれていく印象です。

こんにゃく足は、靴もなかなか合いにくいことが多いです。

こんにゃく足とは?

平たく言えば、こんにゃく足とは、筋肉のない足、ということです。

もちろん、生まれながらのこんにゃく足の方もいらっしゃいます。

生まれつきのこんにゃく足=筋肉の質が柔らかい、ということです。

こんにゃく足がどうしてよくないのか?簡単に説明すると、

 自分の体重を支える筋力が足にない
 =だから、体重をかけると足が広がってしまう(幅広と思い込む原因)
 =本来の足の機能、役割を果たすことができない(足指を使えない)
 =ますます、筋肉のないこんにゃく足が進んでしまう
 =どんな靴を履いても痛みがでてしまう(パンプスを履ける足ではない)

よくないスパイラルにはまってしまう、ということです。

そんな足の持ち主が、どんどん増えていると実感しています。

もちろん、子供の話だけではありません。

大人の私たちも、「慢性的な歩行不足」と認識したほうがいいです。

歩かないから、足はアーチがない状態となり、どんどん弱くなっています。

特に車移動ばかりしている方、要注意ですよ。

地方の方の足は、東京の方の足よりも、弱っているようにお見受けします。

あなたの足も、一度チェックしてみましょう。

体重をかけて足幅が「びろ~ん」と広くなったら、こんにゃく足の疑いありです。

こんにゃく足は自覚したら、一刻も早く改善に動きましょう。

100歳になっても、自分の足で歩くために。

こんにゃく足の改善方法と対策

人間の体には、自然治癒力が備わっています。

ほんの少し、足を意識するだけで、みるみる良い足に変わってくれます。

テーピングケアを自分で行う

こんにゃく足は、そもそも足が正しい形をキープできないということです。

だから、テーピングの力を借りて、擬似的に正しい足裏アーチを作ってしまう。

すると、本来使うべき足指が使われるようになる。

要は、テーピングが足のサポーター役となって、足の機能を発揮させるのです。

テーピングケアは、そんな改善方法です。

特におおげさなトレーニングなどは必要ありません。

ただ、しっかり、正しく歩くだけ、です。

足裏タコに痛みが出ている方には、痛みケアとしても有効です。

横アーチが復活すれば、開張足も改善され、足裏のタコが薄くなっていきます。

ただ、生まれ持った足の筋肉の質によるこんにゃく足さんもいらっしゃいます。

こちらは1ヶ月の変化の度合いを見て判断しています。

足に合う靴に履きかえる

テーピングよりも矯正力が強いのが、靴。

靴は強力テーピングだと考えて、選びましょう。

そのためには、足に合う靴であることが第一条件です。

緩い靴、ゆったり靴、幅広靴では、なんの効果もでません。

靴の中で、擬似的に足のアーチを作る。

恐れずに、そんな横幅の狭い靴に履きかえることが大切です。

オーダーメイドインソールを入れる

自立できない足を、さらに強力にサポートしてくれるのがインソール。

足に合う靴とインソールはセットと考えていただいた方がいいでしょう。

インソールを入れるために、足に合う靴を選んでください。

こんにゃく足が改善されるまでに必要な時間

足指が動き、足を鍛え、足に筋肉がついていくことを目指します。

3ヶ月あれば、こんにゃく足も解消となることが多いです。

1週間で効果を感じる方もいらっしゃるほどです。

こんにゃく足、アーチのない足、靴が合わない足。

そのお悩み、足を鍛えることで解消できますよ。

まずは、フットカウンセリングからどうぞ。

しっかりした強い足に生まれ変わることは、意外と簡単にできるのです。

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